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カンボジア
2009年9月3日~13日
2009年9月3日~13日まで(3日は国内事前研修会)カンボジアワークキャンプが開催されました。
プログラムの様子
9月5日 プノンペン市内観光
オリエンテーションが終わると、カンボジアの学生と合流しプノンペン市内を練り歩きました。
6名のカンボジアの学生たちが合流し、日本人の学生たちに自己紹介をしながら、通り、市場、お寺、オリンピック競技場を通過。
市場の賑わい、お盆の準備のためお寺に集まる人びと…、今のプノンペンの生活風景がそこに広がります。
通りかかったオリンピックスタジアムでは学生たちの草サッカーチームがサッカーをしていました。
男の子たちが「サッカーがしたい!」というまなざしを向けると、それに気付いたのか試合の申し出を。
そのまま、スケジュールには無い即席日カン合同サッカーが実現しました。
プノンペン王宮の訪問。美しいプノンペン王宮は高度なクメール文化を代表する建物でもあり、プノンペンでは観光名所としても有名です。
カンボジア学生たちの案内により、様々な名所を見せてもらいました。
プノンペンのメインのランドマークである、独立記念塔に行きました。独立記念塔は1950年代、フランスからの独立を記念して建てられたものです。
プノンペンは目覚しいスピードで発展を遂げており、独立記念塔周辺にも多くの高層ビルが立ち並びつつあります。思ったよりもずっと都会だったと驚いていました。
9月6日 王立プノンペン大学における交流会
9月6日は、プノンペンでも有名な王立プノンペン大学にて交流会が行われました。
プノンペン大学の大講堂、120名収容可能な大講堂です。大学は現在夏休みであり、カンボジア学生の多くはこのプノンペン大学で学んでいます。
この日に集まった学生たちは日本人が7名、カンボジア人が14名でした。
カンボジアの学生らが披露する伝統芸能、“フィッシング・ダンス”。農村の生活風景と恋愛感を表現した、カンボジア人の価値観がユーモラスに描かれています。
このダンスは、カンボジアの学生たちが一ヶ月かけて練習したものであり、演技も非常に熱の入ったものでした。
日本の学生側からも、パフォーマンスが披露されました。こちらは伝統的なものではなく、創作ダンスと歌です。
この他にも保健衛生の劇を用意しており、少ない打ち合わせ時間の中でもレパートリーの多い日本人学生の姿が印象的でした。
ブリッジングセレモニー。この期間、一緒に活動するペアを日本人、カンボジア人の間で作りました。この日は7組のペアを結成。
この日の夜は、それぞれのペアのホームステイ、カンボジアの学生たちの生活、努力、そして夢に触れました。
自己紹介ゲーム。
自分の名前の意味、動物にたとえた自分の性格、家族構成、趣味・特技、夢を絵で書いてそれぞれ説明します。
大きな夢に、コミカルな絵、ところどころで笑いが起こる白熱したゲームとなりました。
グループワークでは9月10日、の農村部保健衛生キャンペーンで使用するプラカードを作成。
ペアともう一人の学生を加えたチームごとでそれぞれのグループの個性溢れるプラカードを作成していきました。
この日の最後は皆でメコン川クルージング。
涼しい風が吹き抜ける船の上からはプノンペンの町並み、水上生活をする人びと、そしてアジア諸国をまたがる雄大なメコン川を一望することが出来ました。
この日の夜はホームステイ、それぞれの国や文化に関する話題の尽きない夜となりました。
9月7日 孤児院 ミッショナリーオブチャリティにて
ミッショナリー・オブ・チャリティはマザーテレサから始まった社会福祉組織。
マザーテレサの示した無償の愛と奉仕の姿は、近年でも多くの女性がシスターたちに引き継がれており、世界のあらゆる国で貧しい人びとの為に尽力しています。
この日の活動は施設の窓のペンキ塗りと子ども達との遊び相手です。
施設には多くのHIV孤児たちが治療を受けながら生活、通学しています。
なお、子ども達の撮影は当院の方針により禁止されています。
最後に、シスターにお話を伺う時間を持ちました。参加者の「どうしてシスターになろうと思ったのですか」という質問に、笑顔で自分の人生を語ってくれたのはシスター・リリー。
シスターの夢みた人生、価値観、そして若き日の恋。
シスターの過去のラブストーリーという、他に例を見ない貴重なお話を伺うことが出来ました。
この日の夜は、これまでの三日間を振り返るディスカッションを持ちました。
カンボジア特有の珍しい缶ジュースを片手に、つもる話に花が咲きました。
参加者たちがそれぞれのホームステイ先で見聞きし、感じたことを共有しながら残りの期間の目標を新たに再設定していきました。
9月8日 ヘルスセンターの修繕活動
ヘルスセンターに到着。この日はあいにくの空模様でしたが作業には支障は無く、土が軟らかくなっていたため耕しやすい環境になっていました。
この日は花壇作りとヘルスセンターの飾りつけを行われました。
ヘルスセンターの中に、折り紙で作った様々な花やや飾りを付けていく女の子たち。
特に出産、産後のケアで奥様たちや、病気や予防のためにやってくる小さな子どもたちが多いこのヘルスセンターでは、患者を緊張させない柔らかい雰囲気が欠かせません。
現地の土木会社より人を派遣してもらい、指導を受けながら日カン学生たちがテキパキ作業を進めたため、またたく間に花壇が出来上がっていきました。
後は花と木を植えて雨が降るのを待つのみです。
花壇に植える花は、現地でよく咲いている乾燥に強い種類のものを植えました。
出来上がった花壇の前で。花いっぱいで、患者が気軽に診察に来れる環境になれば何よりです。
少しずつ農村部の空気にもなれ、親しみを感じ始めている参加者たちでした。
【オマケ:フルーツの王者、ドリアン体験】
トゲトゲの実をナイフで切り裂くと、そこには黄金色に光りつつ、強烈な匂いを放つ柔らかい実が。
う、臭い…! 凍りつく日本の学生たち。
ドリアンは好き嫌いがハッキリ分かれる食べ物で、最初の王者との謁見で圧倒される者がほとんど。
フルーティーな玉ねぎ、腐ってるけど美味しいチーズケーキのよう、と幅広く想像しにくい感想が飛び交います。
夕食後のフルーツ市場にて。
9月9日 農村部での保健衛生教育活動&農村でのホームステイ
早朝に出発した一行は、午前8時半にはコンポンスプー州、オーンプロピエン小学校に到着しました。
そこには総勢150名の小学生たちが珍しい大学生たち、そして日本の学生たちの来訪を待っていました。
小さなグループに分かれ教室の中で子ども達へ衛生指導。
判りやすいたとえ話やジョークを交えながら子ども達に話すカンボジアの学生たち。
こればかりは、さすがに日本の学生たちも出番がありません。真剣なカンボジア学生たちの姿がそこにはありました。
手洗いの補助をする日本の学生たち。
手洗いの講習は新型インフルエンザの蔓延が危惧されるカンボジアでも非常に重要視されるようになってきています。
多くの国で手洗いを促すCMが作成され、子ども達にとってもおなじみとなりつつあります。
白熱した日本人による劇、石けん王子。言葉をほとんど使わなくていいように大きな動きで表現しています。
日本人の劇は「わかりやすい、テンポがよい、面白い」の3拍子の揃った内容で、子ども達からとても人気がありました。
やはりエンターテイメントの充実している日本人の発想は、現地の人たちにとってもとても面白いようです。
小学校に勉強道具やノート一式を寄付する日本人の学生たち。
貧しい家庭の子ども達はノートや鉛筆を買う余裕も無い場合がありますので、このような寄付は学校としても大変助かります。
プラカードとマイクロフォンを持つと、そのまま子ども達と共に農村部でのキャンペーン活動に出発です。
学生発ちの掛け声に元気良く楽しそうに答える子ども達のはじける笑顔が見られました。
普段子ども達の指導に忙しい先生としても、とても嬉しそうです。
小学校での活動後は驚きの牛車体験。
牛車に乗って1時間の農道を走ります。
乗り心地は、荷台は狭く、道はガタガタと揺れ、しかも後続車両の牛に顔を舐められ…と、あまりよくなかったようです。
プノンペン育ちの学生にとっても、牛車は乗りなれないもの、とてもスリリングな時間を満喫しました。
ホームステイ先では、子ども達とカンボジアガイドブックを見ながら遊んでいる姿もありました。
なかでも「指差し会話帖」は、かわいいイラストが多く掲載され子ども達にとっても楽しめる人気の本です。
外国人の話す不思議なカンボジア語を楽しそうに聞いている子ども達でした。
ホームステイ先にて。この日は買ってきた材料を元に自炊です。
女性班が美味しく食べ始める頃、男性の班では未だに慣れない手つきでカボチャを切ったり、ああでもない、こうでもないと議論する姿が。
女性の班と男性の班で、非常に大きな差が着いた時間でした。
翌朝、無事にホームステイを終えて元気に集まる学生たち。
9月10日 総合リフレクション シェムリアップへの移動
農村から帰ると、その足でそのまま王立プノンペン大学にあるCJCC (Cambodia Japan Corpolation Center)の講義室にて、グループディスカッションを行いました。
これまでの活動を振り返り、感想を共有しながらグループごとで夢をまとめる学生たち。
グループワークに熱中する学生たち。
それぞれの夢を一枚の絵に描くワーク。
これまでの体験を振り返りながらペア、グループのメンバーと紙のスペースを上手く共有して一枚の作品を描きます。
予定していた時間を大きく押して行われたワークになりました。
最後にグループごとの作品発表。
それぞれの夢を描いた個性豊かな絵に、時に笑いも飛び交いました。
そして9月12日のフェアウェルパーティーでの再会を約束し、日本の学生たちはシェムリアップに向けて出発しました。
シェムリアップに向かう道中は、予想以上の悪路になっていました。大雨が続き、トンレサップ湖の水が氾濫し、道路までまるで川のようになっていました。
水をかきわけながら進む車はまるでボートのようです。その為、予想以上に到着までに時間がかかってしまいました。
9月11日 アンコールワット遺跡群見学
最後のスケジュールは、世界遺産であるアンコールワット遺跡群の見学。
神秘的な遺跡の数々は今でも世界中の人びとを魅了し続けており、この遺跡を見るためだけにカンボジアを訪れる人も居るほどです。
荘厳な歴史を感じさせる遺跡に息を呑む学生たち。
日本語ガイドさんの丁寧なガイドもあり、非常に奥行きの深い遺跡観光となりました。
この日の夕食はカンボジアの伝統舞踊がのディナーショー。
高度で美しいクメール舞踊のファン必見のバイキング式のレストランです。
9月12日 フェアウェルパーティー→中止
新型インフルエンザの可能性のある参加者が7名中3名確認された為、残り4名の参加者の体調も思わしくないためワークキャンプとしてのプログラムは9月12日に中止、解散となりました。
新型インフルエンザの可能性を病院で指摘された3名は隔離入院、残りの4名はプノンペン空港で帰国便まで待機となりました。
プノンペンに戻った4名は知らせを聞いて見送りに駆けつけたカンボジアの学生たちと合流し、まさかの見送りに驚きと喜びで、涙の別れとなりました。




