フィリピン

2007年3月22日~4月2日

 2007322日から42日にかけて行われたフィリピン・ワークキャンプには、日本から6名が参加しました。日本人の参加者は例年に比べ少なかったのですが、現地で15名ほどのフィリピン参加者が合流したため、全体としては20名ほどのグループになりました。


 今回のキャンプの特徴は、実にさまざまな背景をもった人が参加したことです。日本から参加した6に加えて、現地のNGOでインターンをしている日本人学生や、フィリピン在住の韓国人留学生、さらにフィリピン人の中でもミンダナオ島から来た政府系NGOの青年リーダーやマニラのムスリム・コミュニティの青年たち、そして後半からはアエタ族の学生2名とビコール州の学生60名も加わり、民族、宗教、出身地もバラバラな混合グループができあがりました。

 


 今回のキャンプではまず、現地のハンズ・オン・マニラという団体と組んで、耳に障害をもった子どもたちとのプロジェクトを行いました。最初にスタッフから英語の手話を習ったうえで、施設の子どもたちとペアになってサンダルの飾りつけを行ったのですが、最初はやはり意思疎通に苦戦している姿が多く見られました。しかし、一緒に一つのものを作り上げていく中で、次第に言葉なしでもなんとか通じ合えるようになっていったようです。

 

 


 続いてプロジェクトを行ったのが、アエタ族の住むカマチリ村でした。この村には二日間滞在し、学校の壁の修復作業や穴掘り、子どもたちとの交流などを行いました。前回と同じく、質素ながら平和で幸せそうな村人たちとの交流を通して、参加者は多くのことを学ばされたようでした。

 

 


 一日挟んで後半からは、飛行機でビコール州に移動してプロジェクトを行いました。ここは昨年12月に台風が直撃し、1,000名以上が犠牲になった場所です。今でも多くの人が避難生活を強いられています。

 

 最初にオリエンテーションを行った後、避難センターを訪問し支援物資を届けました。オリエンテーションにはビコール州知事も来て、歓迎のメッセージを語ってくれました。また、ここからアエタ族の学生2名と現地の大学生60名ほどが加わり、一気に大所帯になりました。

 

 

 

 ここでは2日間、プロジェクト地でテント生活をしながら、家の建設作業の手伝いをしました。家の土台となる穴を掘ったり、土やレンガを建設途中の家に運んだりする作業です。炎天下の中でのハードな作業でしたが、家を失って避難生活を続けている人たちの姿を思い浮かべながら、参加者はチームで力を合わせて黙々と作業を進めていきました。フィリピン人参加者の中には実際被害に遭って肉親を失った人もいて、終わった後は疲れよりも、少しでも復興の役に立つことができたという充実感で一杯でした。

 

 

 

 

 


 アエタの学生たちにとっても、今回のキャンプはとても刺激的な体験になったようで、村に帰ってからさっそく家族や友達を集めて今回の体験を語っていたそうです。

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