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フィリピン
2004年3月26~4月1日
3月26日から4月1日まで、フィリピンワークキャンプが行われ、スタッフを含め10人が参加しました。
フィリピンにある社会的な問題は、貧困と、キリスト教とイスラム教の対立です。今回もクリスチャンの学生とムスリム(イスラム教徒)の学生と、中立的立場である日本人の三者によって構成されるグループで様々な活動を行いました。
中でも印象に残った活動は、バランガイ「タタロン」での活動と、ムスリム居住区でのコミュニティサービスでした。
「タタロン」では毎回訪れるハイスクールで、生徒たちに日本語や折り鶴を教えたり、外壁の壁を修復したりしました。また夕方には、地域の家庭に迎えられホームスティをしましたが、参加者は皆、このホームスティを通して、民族や言語・文化・宗教などが違っても、みんな家族になれる事を実感したようです。
この「タタロン」においては今後、公園作りや保育園の教材支援のプロジェクトを新たに行う予定です。
ムスリム居住区では、子どもたちへのフードサービス、古着等の物資支援、クリーンアップ、子どもたちに日本語や日本の歌を教える、などの活動を行いました。
子どもたちはとても無邪気で人懐っこく、私達がいるところには、いつもたくさんの子どもたちが集まってきました。
しかし、大人たちは最初少し警戒しているのか、表情が硬いように感じましたが、私たちが活動を行っていく中で、次第に笑顔がこぼれるようになり、モスクのリーダーをはじめ、地域の人たちもいろいろと協力してくれるようになりました。
通常クリスチャンたちはムスリムの居住区に近寄る事はありません。しかし、今回クリスチャンの学生と日本人が、ムスリムの学生たちの案内で居住区に入り、その地域のために様々な支援活動を行う事で、両者の壁を少しでも崩す事が出来たのではないかと思います。
たまたま他の取材でその場に居合わせたテレビ局のアナウンサーも、クリスチャンや日本人がムスリム居住区でボランティアをしている姿に驚きを隠せない様子でした。
フィリピンの人たちは大人も子どもも人懐っこく、目が合えば必ずニコッと微笑み返してくれます。バランガイの人たちの生活はまだまだ貧しく、安全面や衛生面においても多くの課題を抱えていますが、みんな互いに助け合って生きており、子どもたちの目は輝き、大人たちもとても親切でした。
核家族化や少子化を背景に、人と人との繋がりがとても弱くなっている今の日本社会では、味わう事ができない人の温かさをたくさん感じ、今回参加したメンバーは誰もがフィリピンとそこに暮らす人たちが大好きになりました。そして遠い南の島国に出来た、大切な家族に再び会うことを誓いながら帰国の途につきました。




