フィリピン

2005年3月23日~4月1日

 323日から41日までフィリピンでワークキャンプが行われました。今回の参加者は21人。高校生、大学生が中心のグループで現地の学生と一緒に様々なボランティア活動を行ってきました。

 

 


 
  パンパンガ州のカマチリ村ではフィリピンの先住民族であるアエタ族に対する教育支援活動を行いました。

 

  主に学校のトイレ建設、校庭の外壁とフェンスづくりを3日間行い、子どもたちに日本の文化を教えたり、サッカー場をつくる作業にも取り組みました。

 

 


  電気のない村ですが、ホームステイも2泊してきました。アエタ族の人たちはフィリピンの人たちから差別されており、自然と共生しながら、とても貧しい生活をしています。 収入源は竹や果物を作り町に行って販売するぐらいで、大学を卒業できた学生は村の中でこれまで3名しかいません。

 

 

 

  日本からの参加者はどれほど日本が物質的には恵まれているかを実感すると同時に現地の人たちの純粋な姿に感動していました。 今回フィリピンからのボランティアにはイスラム教徒の学生も10人参加し、クリスチャンとムスリム、アエタ族、日本人が心の壁をなくし、家族のような関係を築くことができました。最後の別れの時にはフィリピン人も日本人もアエタ族の方々も別れを惜しみ涙を流していました。

 

  

 

 また、その後リザール州アンチポーロ市のマンブガン高校で教室づくり、机と椅子の修理、日本語の指導、バレーコート作りを行いました。

 教育委員会の話ではこの地域で最も支援を必要としている高校で、1クラスが90人もいるのですが、教室も足りず、運動場もありません。高校生の学生会もボランティア活動に参加しましたが、プログラムや日本からの参加者に感動し、継続してボランティア活動を高校でしていくことを決めていました。

 

 

 

 ここでもホームステイを2泊し、ホームステイ先の家族と深い絆で結ばれ、日本人もフィリピン人も涙を流し別れを惜しむ姿が印象的でした。 
 

 

  そして、次の日にはフィリピン大学で日本の文化や言葉を学んでいるサークルの学生との交流会をし、その学生達とマザーテレサの養護障がい施設への訪問し、交流をしながら、体の不自由な子どもたちの姿に多くのことを考えさせられました。

 また、パクサンハンでのカヌーの川下りやマニラ市内の観光、ショッピングもあり、盛りだくさんのスケジュールでした。

 

 

 

 

 モスリムの子どもたちを日本人が11のペアーになってアイススケート場に連れて行く活動もありましたが、モスリムのコミュニティも貧しい家庭が多く、初めてアイススケートをする子どもたちがほとんどでとても喜んでもらいました。

 

 

 

 最後の日のクロージングでは代表者が何人か感想を述べたのですが、日本からの参加者はフィリピンと日本の架け橋になりたいという気持ちを強くもった人もいましたし、是非フィリピンに戻ってきたいという感想も言っていました。また、人生の中でこんな体験は初めてで一番感動的な期間だったと涙を流しながら話をしていました。

 

 また、フィリピンからのボランティア参加者も人と人の繋がりがとても深まるプログラムに感動し、今後フィリピンの各大学や高校でもSERVICE FOR PEACEの活動をしていきたいと言っていました。

 

 

 全体を通して、日本の参加者、フィリピンからの参加者(アエタ族、各大学からのボランティア、高校生、地元住民)も多くのことを学び、感動にあふれる素晴らしいプログラムだったと思います。

 現在日本に帰ってきた参加者はお互い連絡を取り合い、各地でフィリピン支援のためのプロジェクトや報告会が行われています。

 

 

 

【参加者の感想】
 私は今回の旅に行く前本当に色々不安だった。フィリピンへの知識が乏しかったので、フィリピンがどんな国なのかも全くわからなかった。正直、フィリピンに対してあまり良いイメージがなかった。 しかし、実際に行ってみると、自分がイメージしていたものとは全く違ったことがすぐわかった。この旅に行くことができて、心から良かったと今は思っている。この旅で出会えた全ての人達に深く感謝したい。

 日本では見れないような光景をこの目でたくさん見てきた。今までしたことのない経験もたくさんできたし、自分の今ある環境が、どれだけ快適で自由で恵まれていたのかも、ずしんと心に響いた。 今回の旅で、学校では出会えないような友達もできたし、ほんとにうれしく思っている。

 私は、最近人への不信感で心が塗りつぶされていた。でも、ほんとにこの旅で色んな人をこの目で見て、人の良さを感じた。人は愛することや支え合い助け合うことができるんだと、心から思えた。信じることをやめかけていた私の心は、みんなのおかげで変わった。

 

 今までは、外国人に対してどうしてもラインを引いちゃう部分があって、別の世界の人って分けてたような感じだった。でも、ほんとに人はそれほど変わらないとしみじみ思った。国民性はある。しかし、感じる心があることに何も変わりはない。みんな日々色んなことを感じて生きてるんだと実感した。

 フィリピンにいる間、まるで違い過ぎる環境に同じ地球のこととは思えなかったし、フィリピンにいる実感がわかなかった。でも、行ってきたのは事実で、あそこで感じたことをいつも忘れないでいたい。利己的で自分勝手な人だけじゃないことを。誰かを助けたいとか救いたい、役に立ちたいって本気で思ってる人がいること。生まれた場所で自分の状況を何も知らずに死んでいく人もいること。それをいつも思っていたい。そして、私が今生きていられることに、今日も感謝したい。

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