活動報告

フィリピン・ミンダナオ平和構築に関するフォーラム&勉強会を行いました。

 SERVICE FOR PEACEでは、フィリピンのミンダナオで教育省の下で行われている「Peace Village」という平和教育のプログラムを昨年12月に視察しました。そして、319日(金)、323日(火)の2回にわたり、フィリピンの現在の状況を学ぶためのフォーラムと勉強会を実施しました。
 視察の様子はコチラをご覧ください。


 今回のフォーラムと勉強会の開催にあたり、フィリピンから現在オランダ、ラットバウト大学Centre for International Development Issues Nijmegen所属、ASEAN生物多様性センターで調査員をしていたメナンドロ・アバネス氏を講師に招き行われました。


 1回目はフォーラムという形式で世界銀行の情報センターが毎月行っているコーヒー・アワーの時間に20人ほどの参加者を対象にして質疑応答を交えての1時間半の講演として行われました。メナンドロ氏は、日本財団が進める国連平和大学の奨学金プログラムの第一期生であり、今回のフォーラムは、世界銀行、日本財団、そしてSERVICE FOR PEACEとの共催で行われました。

 

 2回目は世田谷区にある区民会館で、少人数で参加者のミンダナオの紛争についての質問をベースにして講演者が答える形で、3時間ほどにわたる勉強会が行われました。

 

 会場となった世界銀行情報センター


 フォーラムでの発表は限られた時間の中でありつつも、ミンダナオで起こっている事象を
網羅すべく包括的で、かつ来日前に紛争地域の人たちのための平和のための対話などにも参加し、
現場の新しい情報を踏まえての発表となり、充実したものとなりました。

 

 挨拶をする山田 敦之理事長

 


 
 参加された方は、フィリピンにはニュースで報道されるミンダナオの反政府勢力(MNLF,MILF)以外にも複数の武装集団がおり、様々な形で継続的な武力闘争が起こっていることを知り、紛争の複雑さなどを知ることができたという反応がありました。


 また、ミンダナオの紛争は、ステレオタイプのイメージとしてのムスリムとクリスチャンによる宗教紛争とメディアなどの報道によって思われているものの、実際は先祖伝来の土地をめぐっての問題、天然資源の開発の問題、行政の問題など重層的で宗教を直接的な契機とするものではないことを知ることができたという感想も聞かれました。

 

 

 講演されるメナンドロ氏

 


 メナンドロ氏の来日にあわせて急遽企画し、実施されたフォーラムであり、勉強会でありましたが、両日ともに開催に運ぶことができたのは、会場を提供してくださり、手話の通訳、英日の通訳をアレンジしてくださった日本財団さんと世界銀行東京事務局さんのご尽力によるものだと思います。この場をお借りし、参加者の皆様および、日本財団、世界銀行に改めて御礼申し上げます。

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