Prepare for the Worst―悲観的に準備し、楽観的に実施せよ

2010年 07月 19日

 最近、危機管理について勉強する機会があり、レポートを書いたのですが、興味が出てきたので、いろいろ本を読んでみました。その中で、たまたまブックオフで105円で売っていた『危機管理のノウハウ』という本を見つけました。

 これは日本の危機管理の第一人者ともいうべき佐々淳行さん(初代内閣安全保障室長)が著者で、1Q84年に初版が出ていますから、もはや古典といってもいいのではないかと思う本です。

 

 

 危機管理の要諦が、豊富なエピソードとともに語られていてサクサク読めます。

 その中で、「悲観的に準備し、楽観的に実施せよ」というフレーズがあったのですが、私的にはこれこそが、危機管理の一番のポイントだと思いました。「粗雑な楽天家(オプティミスト)が計画を立て、心配性で物事を暗くみる悲観論者(ペシミスト)が自信なげにその計画を実行し、《リスク計算》をしてなかった予想外の難局に直面するとたちまち戦意を失うというやり方が一番拙劣なやり方だ」と著者は警告します。

 

 

 ただ、悲観的に準備したり、最悪を想定して発言すると、「やる気がない」と見なされる傾向・風潮があるのも事実。特に日本では、「言霊」という考え方の伝統もあり、「悪いことが起きるのでは」と発言すると、実際に悪いことが起きるという思いこみがあるようです。また、「悪いことが起きるのでは」と言うと、「そうなることを望んでいるのか」と思われたりして…。

 だから、契約書とかにも何かトラブルが起きたときの対処法や罰則規定が書かれていないことが多いのかもしれませんね。

 

 

 しかし、危機管理というとやはり戦争のエピソードがたくさん出てきます。
 最も大事である人命や国家の命運を賭け、勝敗や因果関係がはっきりしているため、非常に分かりやすいです。
 

 自分たちも日常起こりうるリスクに対して、もっと考えていかないといけないと思いました。(匿名希望)

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