とある沖縄県民から見た、普天間問題
2010年 05月 31日
僕は、ニュースにとても大きな違和感を感じています。「沖縄県民の怒りを知れ!」と叫んでいるニュースを見ると、さも沖縄県民120万が総出で怒りをあらわにしているように見えるから不思議です。
ニュースで見ている沖縄と、僕が今住んでいる沖縄と、ニュースでやっている沖縄って違う場所なのかな?と思ったりもします。
この冒頭で明らかだと思いますが、私は沖縄基地を賛成している側の沖縄県民です。
職場が普天間基地のほぼ隣にある事もあってか、ほぼ毎日見ています。(もはや市の名前より基地が有名になってしまった)
正直なところ、あの基地が無いと困る人は多いんじゃないかなぁと、思う人は多いのです。
と、言うのも沖縄には仕事がないんです。そんな中、ハローワークとかの求人情報を見ていると、けっこうあるんです「英会話できる人求む」
言わずもがな、アメリカ人を相手にした仕事です。
反対している人々と言えど、ホンネは「基地は嫌だけど、自分の息子娘が軍関係の仕事に就職するのは賛成」という、困ったジレンマを抱えています。
その辺りのジレンマについては余りニュースでは触れないので、思わず「これは僕が住んでいる沖縄とは違う、別のオキナワなのかなぁ」なんて思ったりもします。
ニュースであれだけ大々的に「No基地」を叫ばれるので誰も声には出せませんが、産業や雇用などの理由で、基地の存在に対して肯定的な意識を持っている人は相当いるはずです。
本題に移りますが、私が基地に賛成(反対ではない)一番の理由は、防衛面について考えると基地は間違いなく日本に、世界に必要だと確信しているからです。
今の日本に北朝鮮や中国といった国と渡り合う兵力が無いことは、誰の目から見ても明らかなことです。そして今、それらの国が危険な思想を持っていることも明確です。アジアの平和の均衡は、アメリカ軍によって保たれていると言っても過言ではありません。
そういう意味で、沖縄は基地がある事で世界平和の観点で重要な役割を果たしています。それは沖縄本来のユイマール(助け合い)の心を世界的なレベルで実践しているとも言えます。
私は、沖縄県民が、本当に平和を望む民なのならば、そうやすやすと「アメリカ軍はアメリカに帰れ!」とは言わないと思っています。
もちろん、アメリカ人による犯罪は許されるものではありませんが、沖縄県民自身による犯罪も多いことも踏まえたうえで防犯措置を講じて欲しいものです。
いたずらに”島意識”と怒りを主張するのではなく、沖縄県や日本を超えた視野で、物事を捉えられないのでしょうか。
残念なことに、基地反対のパレードに参加する人々の中から「沖縄の平和を」を叫ぶ声は聞こえても、「アジアに、世界に平和を」を叫ぶ声は、今まで一度も聞いたことが無い。(CHIRO)
