国連改革に関するパブリックフォーラムに参加して
2010年 04月 13日
国連改革に関するパブリックフォーラムは、2005年から定期的に、外務省と「国連改革を考えるNGO連絡会」の共催で行われているもので、3月30日に第8回目が開催されました。テーマは「グローバルな枠組みと日本の役割」です。
パブリックフォーラムそのものに関しては、コチラをご覧ください。
昨年(2009年)末にコペンハーゲンで国連気候変動枠組条約第15回締約国会議(COP15)が開催されましたが、2013年以降のポスト京都議定書の「グローバルな枠組み」を作るのがどれほど難しいかということが改めて浮き彫りになりました。
ご存知のように、京都議定書からはアメリカが脱退しており、また中国・インドなどの新興国の削減義務が明記されていません。いかにこれらの「温暖化ガス排出大国」がコミットできる枠組み=国際的な合意を作るかが課題だということは明らかであり、COP15にも大きな期待が寄せられましたが、オバマ大統領や鳩山首相の演説もむなしく、結果としては「何にもなし」という最悪の事態は回避されたというだけの結果に終わりました。
ザックリというと、「各国が削減の自主目標を立てるが、義務はない」ということ。詳しくはコチラが分かりやすいです。
グローバル・イシューに取り組む上で、国益の壁を超えてコンセンサスを作るのが難しいわけですが、もう既存の国連を中心とした枠組みが制度疲労を起こしているのが現実ではないでしょうか。
もちろん、現状では国連のオルタナティブは存在しませんし、うまく使う(付き合う)しかないのでしょうけど、もう少し「あるべき論」や「ビジョン」を考えていかないと、ブレイクスルー自体が起きない印象を受けます。
そういった議論をもう少し聞きたかったなーというのが正直な感想です。(Aki)
