留学生だからできること

2009年 07月 30日

私が事務局スタッフをしているNPOでは、
留学生の社会参画支援を行っています。

 

 

特に、留学生が小中学校で国際理解の授業をする
プロジェクトに力をいれています。

 

 

留学生が社会に参画することに、国際理解授業をすることで、
留学生自身がどんな意義や価値が見出せるのでしょうか。

 

 

留学生講師のボランティア体験の感想文を基に書いたポエムが
あるので、よかったらご一読ください。

 

 

■ □ ■

 

留学生だからできること

 

 

日本にきてからいろいろなことがあった。

 

 

最初、希望がかなって、日本にきたときは嬉しかった。
出会う人、見るもの、食べるものすべてが新鮮で、はしゃいでいた。

 

 

すぐに日本語がわからなくてたいへんなことに気がついた。
日本人の友だちをつくることも案外むずかしかった。
最初は優しいイメージがあった日本人が、
いつのまにか「なんて冷たい人たちなんだ」と思ったりした。
すごく孤独で泣いた夜もあった。

 

 

そのうち、日本の生活にも慣れてきて、寂しくはなくなった。
でも、学校とアルバイトと下宿の、忙しいけれど、単純な毎日の繰り返し。
たまに、お笑い番組をみて普通にわらっていた。

 

 

あるとき、ふと思い立ってボランティアに申し込んでみた。
自分にも何かできることがあるかな、と思ったから。日本に来る前に
わくわくしていた「やる気」「期待」をもう一度感じてみたかったから。

 

 

ボランティアに参加してみると、そこにはいろいろな国からの留学生と、
留学生と交流したい日本人がたくさんいて、彼らはいつも笑顔で私の力になってくれた。
私の国のことにも、とても関心をもっているようだった。

 

 

彼らと一緒に、母国と日本の架け橋になる活動ができるとわかって嬉しかった。
初めて日本の小学校にいったとき、子ども達も笑顔いっぱいで迎えてくれた。
自分の母国のこと、日本にきてから経験したことを話したら、みんな、
びっくりしたり、うらやましがったり、たくさん質問をしてくれた。

 

 

最後に自分の「夢」を話してみた。少し恥ずかしかったけど、子ども達には
いい刺激になる。話してみて「有言実行」でがんばってみようかなと思った。

 

 

日本で暮らす留学生だからこそ、できることがある。
子ども達のために、20年後の社会・世界のために
私が伝えなくちゃいけないことがある。

 

 

私の一言がその子の胸に響くように。
私の一言が未来に届くように。

 

 

■ □ ■

 

 

一人でも多くの留学生が豊かな留日生活、そして充実した人生をおくる、
そのきっかけとなるようなボランティア活動の場が広がることを祈ってやみません。

 

 

(ぽん)

 

 

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