エアーズロック登山
2009年 07月 24日
オーストラリアといえば、エアーズロック。あの巨大な1枚岩の誰もが知る世界遺産。日本では、映画『世界の中心で愛を叫ぶ』でも話題となりました。そのエアーズロックへの登山が禁止になるとのニュースが7月17日(読売新聞)に入ってきました。
旅好きの私としては、ぜひ1度訪れてみたいと思っている地。
そのニュースによると、早ければ2011年10月にも全面的禁止となる動きとのことで、なんとしてでもそれまでには足を運ばなければと思いました。しかし、その続きの記事を見て考えさせられたことがあります。
今回、入山禁止への動きが強まった背景の1つに、先住民アボリジニの人々からの長年の強い反対があったのです。その地をウルルと呼び神聖な地として崇めている彼等にとっては、世界各国から無数の観光客が毎日訪れることは、自分たちの土地を荒らされている思いだったのでしょう。
確かに観光大国オーストラリアにとっては、エアーズロックは大きな観光資源であることは間違いありません。
しかし、一方ではそこに暮らす人々の元来の生活を脅かしているのかもしれません。
そのような事実を知った上で入山禁止への動きを考えると、止むを得ない事態なのではないでしょうか。
自分がもしアボリジニであったら・・・
そう立場を置き換えてみると答えはすぐに出てくるはずです。自分の好奇心に素直に生きることも大切ですが、遠くから眺められるだけでも幸せなのかなと思います。しかし、入山禁止を前に観光客が一気に押し寄せる事態は予期できることであるだけに、先住民との掛け合いはより一層難しくなりそうです。
日本でも観光資源を生かして、町を活性化しようという動きが強まっていますが、やはり町のアピールと現状生活の維持といったバランスが重要な課題なのかと思います。
両者それぞれの立場になって考えてみる、相手を思いやる基本の考えはどこでも同じようです。
sae*
