営利と非営利のあいだ
2009年 07月 09日
長年、NPOやNGOといった市民(非営利)セクターにいると、井の中の蛙になります。
市民セクターは、行政・企業に続く「サード・セクター」と言うには、スケールにおいてあまりにも小さいわけですが、それでも市民セクターという「業界」の中にいると、そこでの考えがすべてということになりやすいです。
市民団体は、性質上、アンチ行政、アンチ企業になるところがありますが、行政や企業は、市民セクターとは全く比べ物にならない規模で、「社会的ニーズ」に対して、サスティナブルにモノやサービスを提供しているわけであって、それに対しては基本、リスペクトしないといけないなと最近しみじみと感じます。
企業にしたって、最大の社会貢献(CSR)は雇用を発生させていることであって、グローバル化し、国際競争にさらされている中で雇用を守るということ自体が結構なチャレンジだったりするわけです。
最近、いろいろな面で企業の人と話す機会が多いのですが、「お前らNPOのヤツらに企業市民だ、CSRだと言われる前に、モノやサービスを提供して社会に貢献している」という声にならない声が節々で聞こえてきます。
これまでの自分自身をふり返って、また市民セクター全体を見ても、企業と話すときにそこに対する配慮が欠けていたな~と思います。
これからは、社会貢献を企業の具体的な売り上げアップにつなげていく社会的な仕組みを作っていくことが求められると思います。それは、社会貢献をしない企業を糾弾していくというアプローチではなく、購買行動の基準の一つにCSRを置くということであり、これが、Consumer Social Responsibility(消費者の社会的責任)です。
ちなみに、障がい者雇用率のダントツのトップはユニクロ(7.42% 2006年、ちなみに2位はマクドナルド)。
これで、ユニクロの服を買う「大義名分」ができましたね。
(Aki)
