チェンジメーカーの戦略

2009年 06月 11日

 今日は、「れっくんとやっくんの時事放談」のお時間です。今回のテーマは「チェンジメーカーの戦略」。最近のNHKの深夜番組を題材に、いろいろと書いてます。


【J】 どうも~。やっくんで~す。

 

【L】 れっくんで~す。

 

【L】 ふぁ~ぁ。それにしてもねむい。

 

【J】 って、いきなり眠いんですか。

    まだ、トーク始めようとしてる状況じゃないですか。

    いったい、何があったんです?

 

【L】 いや、最近、NHKの番組で興味深いのが多くてね。

    特に水曜日が個人的にアツイわけですよ。


    
【J】 ほぉ。どんな番組です?

 

【L】 まず10時になると、『歴史秘話ヒストリア』。

    見所はいろいろあるんだけど……

    最大の見所は、やっぱり番組で使用されてるサントラかな。

 

【J】 はぁ。音楽ですか。他に見所はないんですか?


   
【L】 そうだねぇ……まぁ、音楽とか。

 

【J】 結局、見所は音楽しかないんかい!

    第一、音楽だと見所じゃなくて、聞き所じゃないんですか?

 

【L】 ふぅ。そんな細かいことはどうでもいいじゃないか。

    レッドカーペットも土曜日になったし、

    気軽に見られるようになったよね。

 

【J】 この際、レッドカーペットはどうでもいいです。

    でも、ヒストリアだと終わるのは11時前じゃないですか。

    そんなに眠くなるのは、ちょっと変ですね。

 

【L】 さすがはやっくん。いいところに目をつけるね。

    実はその後、深夜0時から、また別の番組があるわけですよ。

 

【J】 なるほど。その時間だと、見終わったら確かに眠くなりそうだ。

    で、その番組とは?

 

【L】 『CHANGE MAKER』!

 

【J】 ほぉ。チェンジメーカーですか。

 

【L】 どんな番組かというとね……

 

【J】 ま、世界の社会起業家を紹介してるんでしょうけどね。

    最近だと、確かにありそうですよね。

 

【L】 ……って、人の話の腰を折るんじゃねぇ!

    ああそうですよ。その通りですともさ!

    じゃもうアレか? ここで、この記事終わりにするかぁ?

 

【J】 まぁまぁ。そんなに怒らないでくださいよ。

    第一、ここで記事が終わったら、わけ分からないじゃないですか。

 

【L】 この前見たのは、ミツバチを使って、

    農村から貧困をなくすための仕組みをつくってる、

    ファルーク・ジワさんって人の話だったんだけどね。

 

【J】 なるほど。さすがはチェンジメーカー。がんばってますねぇ。

 

【L】 なんか、こうした情報をみると、チェンジメーカーって、

    周囲からもてはやされそうだけど、

    絶対にそんなことはないからね。特にこの日本では。

 

【J】 えっ? どういうことですか?

 

■多くの人は「変化」を望まない

 

【L】 だって、ちょっと考えればわかるけど、

    チェンジメーカーってのは、これまでの地域や社会のシステムに、

    何らかの形で変化をもたらそうとする、そんな人なわけですよ。

    でも、多くの人は、従来のシステムが変化することを好まない。

 

【J】 えっ? そんなもんですかね?

    今よりも、周りがよりよくなるんならば、

    いいんじゃないかと思うんですが。

 

【L】 そんなに甘いもんじゃない。

    たとえば、とある車の会社で、誰かが、

    「これからは、環境にやさしい小型車をメインにしたほうがいい」

    といったとする。

    すると、ほとんどの場合、こんな答えが返ってくる

    「そんなの、前例がない」

    「今までで問題なかったんだから、このままでいいだろう」

    「コスト面で問題が大きい」

    ……などなど。

 

【J】 要は、何かをチェンジする提案に対しては、ほとんどの場合

    「できない理由」が先にきてしまう、というわけですか。

 

【L】 一番ありがちなのは、何かをチェンジする提案に対して、

   「あなたの言うことはもっともだけど、

    ○○だからできない」、という意見。

    心から提案を受け入れているなら、

   「○○の現状があるけど、これをどうしましょうか」

    という流れになっていくわけで、

    本音は「めんどくさいから、やりたくない」ことが多い。

    ま、単なる断り文句以外の何者でもない。

 

【J】 よく、「何もしないことが最大のリスク」なんていいますけど、

    多くの人の本音は、

    「何もしないことが最大の平穏」だったりしますからね。

    その平穏をかき乱すものに対して、

    多くの人が生理的に防御反応をとるのは、

    当然のことなんでしょう。    

 

【L】 そうやって、チェンジメーカーは圧殺されていくわけだ。

    あと、チェンジメーカーが嫌われる要因は、もうひとつある。

 

【J】 なんでしょう?

 

【L】 現状のシステムが機能しているということは、

    たとえそのシステムによって不利益をこうむっている人がいても、

    同時に、そのシステムによって利益を受けている人がいるわけだ。

    つまり、システムを変えようとすることは、

    従来のシステムで利益を得ていた人にとっては、

        邪魔者以外の何者でもない。

 

【J】 たいていの場合、不利益をこうむるものは「弱者」で、

    利益を受けるものは「強者」ですからね。

 

【L】 そう考えると、チェンジメーカーのあり方を考える上で、

    「いかに弱者が強者に勝つか」という観点は、

    避けて通ることができない。

    「変化を好まない人=多数派=強者」と、

    「変化を起こす人=少数派=弱者」
    
    「現状のシステムで利益を得ている人=強者」と、

    「そうでない人=弱者」

    一切のきれいごとを除けば、この図式を否定することはできないはず。

 

【J】 あと、社会起業家が「ビジネスの手法を用いて」いこうとするならば、

    弱肉強食のビジネス界にあって、

    いかに強者と戦うかは、避けては通れないでしょうね。

    そうでなければ、弱者の思いは、確実に踏みにじられる。

 

【L】 「弱者がいかに強者に打ち勝つか」を考える上においては、

    「ランチェスター戦略」が参考になるだろう。

 

【J】 えっ、それって何ですか?

 

■ランチェスター戦略ってなに?

 

【L】 いつぞやのがん日で、

    第二次大戦中のレーダーの研究の話があったけど、

    ランチェスター戦略というのは、そのあたりのデータをもとに、

    当初は軍事戦略として考案されたものなんだ。

    で、それをビジネスに落とし込んだわけ。

 

【J】 で、それってどんな戦略なんですか?

 

【L】 詳しくは、こちらを見ていただこうかな。

 http://www2k.biglobe.ne.jp/~yano/LAN.html

 

【J】 な、なんか数式が出てるんですけど……

 

【L】 まぁ、ここではそのへんのお話はおいておこう。

    問題は、後に出てくる「弱者の戦略」だ。

 

【J】 なになに「局地戦」「一騎打ち」「接近戦」

    「一点集中」「陽動作戦」…

    これが、弱者の戦略ですか。

 

【L】 特に大切なのは「1点集中」「局地戦」だよ。

    社会起業家の場合、特定の地域の特定の問題に絞って、

    そこに対して、もてるリソースを集中するイメージだね。

    たとえば、間違っても、団体の規模が大きくないのに、

    広範囲の問題を解決しようと欲張ってはいけない。

 

【J】 なるほどですねぇ。

 

【L】 火曜日の深夜に、NHKで「名将の采配」という番組が、

    放送されてるから、

    そういった番組も、見ておくことをオススメする。

 

【J】 歴史上で名将と呼ばれる人の多くは、

    兵力差で劣勢な中にあって、

    勝利をつかんできた人が多いですから、

    何らかの参考にはなるでしょうね。

 

【L】 ドイツの鉄血宰相ビスマルクも、

    「賢者は歴史より学び、愚者は経験より学ぶ」とか、

    そんなことを言ってるから、歴史はおろそかにしちゃいかん。

 

【J】 とはいえ、実際のところは歴史はおろか、

    経験からも学ばない人も多いですけどね。

 

【L】 でも、最近は「歴女(れきじょ)」とかいって、

    歴史を探求しようとする風潮があるのは、いいことだよね。

    なんか、あれって日本の戦国時代の探求に、

    偏っている気がするんだけど、なんでだろうか?

 

【J】 う~ん。やっぱり、現在の不透明な世の中が、

    戦国時代と重なって見えるんじゃないですかね。

 

【L】 ま、歴女が増加した原因と、その背景については、

    他の人の記事に任せよう。

 

【J】 そこは、丸投げかい!

 

■最後に

 

【L】 それにしても、がん日の記事って、

    いろんな人の想いがつまっているから、

    記事を読む以前に、場の環境を整えないと、

    失礼にあたるんじゃないかと、

    最近思いはじめている。

 

【J】 いいこと言いますねぇ。部屋の周りを片付けるとかですか?

 

【L】 それももちろんそうだね。

    あと、記事を読む前に、紅茶とクッキーを用意。

    紅茶は、好みによるだろうけど、

    アールグレイとかがいいんじゃないかな。

    ハーブティーでもいいかもしれない。

 

【J】 別に、そんなのどうでもいいんじゃ……

 

【L】 服装は、もちろんバスローブかな。

 

【J】 あんまり、バスローブ持ってる人、少ないですよね……

    ていうか、記事を見る時間は、風呂上り限定!?

 

【L】 で、バックミュージックに、

    『歴史秘話ヒストリア』のサントラをかける。

 

【J】 なに、その無駄に優雅な雰囲気。

    ていうか、まだそのサントラ出てないでしょう。

 

【L】 まぁ、サントラが出たら、そのときには、

    少なくとも、この

    「やっくんとれっくんの時事放談」の時だけでも、

    優雅に読んでほしいよね。

 

【J】 自分らの記事なんて、片手間にポテチ食べながら見てもらっても、

    いいんじゃないかと思いますけどね。
    


(J&L)

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