多様なセクターが協働する仕掛け

2009年 06月 10日

「安心・安全で持続可能な未来に向けた社会的責任に関する円卓会議」なるものが行われます。

 

 

これは、政府(内閣府)が実施する国民生活審議会での提案を経て、実施に向けて準備が進められているもので、設置の目的は、社会の課題に対して様々なセクターがコンセンサスを取りながら、課題解決に向けたそれぞれの取り組みについて議論と合意を行うというものです。興味のある方は、ココに詳しく出ていますので、ご覧ください。

 


参加するセクターとしては、行政・企業・消費者団体・労働組合・金融・NPONGO6つです。
じゃあ、NPOセクターからどんな課題=アジェンダを提起し、どのように他のセクターを巻き込んでいくかについて検討するミーティングが先日行われました。

 

 

そこでは、「人口減少の下で活力ある社会・経済維持のための移民の正式受入れ」「市民教育と寄付文化の創造」「マルチセクターによる児童労働の撤廃と予防」といったアジェンダが提案されていきました。

 

 

NPOだけでなく、うまく他のセクターも巻き込んだスキームを作れるどうかの本格的な議論は、秋以降(総選挙後)になりそうな感じなのですが、NPOセクターがアドボカシー(政策提言)をしていく上では貴重なチャンネルになると思います。大袈裟に言えば、歴史的な試みと言えるでしょう。

 

 

ミーティングの中では、企業セクターには「経団連」というセクター全体の意見をかなり代表しているというコンセンサスがある組織があるのに対し、NPOセクターはそれがない(もちろん、多様性がタテマエですから)のが問題だという意見も多く出されました。

 

 

私としては、「安心・安全で持続可能な社会」というビジョンをもう少しブレークダウンして、明確にしていく作業が必要ではないかという意見に対する、「ビジョンを話し合ってもまとまりそうにないから、現実の課題解決というアジェンダ・ベースで協働していくしかないんだ」という解答が印象的でした。
 

 

ちょうど、「平和というビジョンについて考えても結論が出ないから、現実の紛争解決にフォーカスしよう」という平和学の現状に似ていますね。

 

 

この動きはウォッチしていきたいです。

 

 

Aki

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