感動
2009年 05月 25日
おしゃべりな性格のせいか、一人っ子のせいか、血液型のせいか…
原因は分かりませんが、私は思ったことや感じたことをすぐに口に出してしまいます。
特に、感動したこと。
誰かに伝えずにはいられません。
そんな私が、感動したときにいつも思い出すことがあります。
大学時代、学内で行われたユネスコの国際会議のスタッフをしたことがありました。
その会議の日程の中で観光のプログラムがあったのですが、
私もアフリカから来られた文部省の方たちのお共をさせていただきました。
観光も終盤。
夜になると、アフリカからのお客様たちもお酒でほろ酔い気分になり、
最後はみんなで遊覧船に乗りました。
心地よい夜風に、美しい夜景 ―
誰もが言葉をなくしていました。
ところが、やはり女子大生。
船が泊まった瞬間、言葉を発せずにはいられません。
「きれいだったねー」「気持ちよかったねー」「また来ようねー」…
そのとき、私の隣にいたアフリカの方が素敵なことを教えてくださいました。
彼は、自分の唇の前に人差し指を立て、胸を軽く2回叩きました。
『感動は心の中にしまっておくもの』
その後、素敵な沈黙の中で、私たちはさっきの感動をもう一度味わいました。
数分後には、「あのお客様、すてきー」「紳士だねー」なんて、また騒ぎ出して
しまいましたが…
すばらしいコンサートの後、感動的な映画の後、素敵な言葉の後 ―
沈黙が照れくさくて、すぐに何かを言おうとしてしまう私。
気持ちを伝えたくて、すぐに感じたことを言ってしまう私。
たまには沈黙の中で、その感動の余韻に浸るのもいいかもしれません。
APAUJ
