ある日系アメリカ人からの手紙

2009年 05月 13日

 この時期、ゴールデンウィークも終わり、いわゆる「五月病」にかかりやすい時期ですね。今回は、そんな五月病を吹き飛ばすハートフル記事「れっくんとやっくんの時事放談」のお時間です。
 テーマは「ある日系アメリカ人からの手紙」。実話に基づいた、心温まる(?)お話を、お届けします。

 

【J】 どうも~。やっくんで~す。

 

【L】 れっくんで~す。

 

【H】 はなです。お久しぶりです。

 

【J】 ホントお久しぶりですね。はなちゃん。

    で、なんかニコニコしてるけど、いいことあった?

 

【H】 よくぞ聞いてくれました!

    実は最近、ある日系アメリカ人の方と、

    結構熱烈なやりとりをしているんですよぉ♪

 

【L】 ほぉ。それはすごい。

    あなた、英語話せるんですね。

    やりとりって、電話とか?

 

【H】 いや、英語はそんなにできないんですけどね。

    やりとりっていっても、まだメールしか……

 

【J】 で、そのやりとりのきっかけは?

 

【H】 先日、突然あっちからメールを送ってきたんです。

    結構長い英語で送ってきてたんですよ。

    最初、間違いメールだろうと思って、

    「あて先間違ってますよ」ってメールしたら……

    すぐにメールを返信してくれたんですよぉ!

    それも、ものの1分もしないうちにですよ!

 

【J】 ほぉ。なかなか熱いやりとりですね。

    って、それにしても、1分以内って早過ぎない?

 

【H】 いやぁ。日本では、最近「草食男子」なんていってますけど、

    異国の方は情熱的なんですねぇ。

    でも、あっちからはメールを送ってこないという、

    シャイな一面も、かわいいですよね。

 

【L】 ……ひとつ聞いていい? その人のお名前は?

 

【H】 よくぞ聞いてくれました! メイラーさんっていうんです!

 

【L】 ……フルネームで、「メイラー田右衛門」さんっぽく書いてない?

 

【H】 よく分かりますねぇ。

    英語だったから「MAILER DAEMON」さんなんですけどね。

 

【L】 最初にメイラーさんからメールがくる前に、

    誰かにメールを送らなかった?

 

【H】 ……う~ん。そういえば、やっくんにメールを送った。

 

【J】 えっ? 最近、はなちゃんからメールは受け取ってないよ?

 

【L】 ……謎はすべて解けた!

 

【J】 ……ええ。私も気がつきましたよ。

 

【H】 えっ? なんのこと?

 

【J】 端的に言えば、最初に自分にメール送ったときに、

    そのアドレスを書き間違えてたんだよ。きっと。

 

【H】 ???

 

【L】 「メイラー田右衛門」さんの謎については、

    こちらのサイトを参照ください。

   http://www.excite.co.jp/News/bit/00091180886481.html

 

【H】 なになに? ……うっわ。恥ずかし、これ。

    ていうか、私の想いは、踏みにじられてしまったのね……

   

【L】 かなり、一方的な想いだったけどね。

 

【H】 うわーん。うわーん。

 

【L】 ん? 右腕がどうした?

 

【J】 い、いや、右腕(うわん)じゃなくて、

        泣いてるんでしょ。たぶん。

    この局面で右腕を使う意味がよくわからないですし。

 

【L】 いや、照れ隠しに、

   自分らに右腕でラリアットをかます宣言かもしれないよ。

 

【H】 ……そんなわけありません! ぐずっ。

 

【L】 まぁ気にしなさんなって。

    世の中、もっとすごい事例だってあるんだから。

 

【J】 ほぉ。どんな事例なんです?

 

【L】 ま、ちょっと古い話題なんだけどね。

    せっかくだから紹介しよう。

    あの「メーラーだえもんさんへの手紙」事件を!

 

■「メーラーだえもんさんへの手紙」事件の全貌に迫る

 

【L】 この事件について話す前に、ちょっと質問。

    やっくんたちは、ヤフオクって知ってる?

 

【J】 「Yahoo!オークション」ですよね。略してヤフオク。

    インターネットのオークションでは大手ですよね。

 

【H】 えっ? 「Yahoo」って、「ヤホー」って読むんじゃないの?

 

【J】 いやいやいや、ナイツの漫才じゃないんだからさぁ。

 

【H】 冗談ですよ、じょうだん。それくらいは知ってますよぉ。

 

【L】 ヤフオクには、当然、商品を出品した「出品者」と、

    その商品を最高額で落札した「落札者」がいる。

    で、出品者の方が、落札者に取引メールを送ったわけですよ。

    ところが、その落札者に送るメールが間違っててね……

    当然、メールがくるわけですよ。

    「MAILER DAEMON」さんから。英語でね。

    で、それからが大変。

    出品者の方は、落札者が「MAILER DAEMON」さんだと

    思い込んでるから、もう怒りかんかん。

    落札者の評価を「非常に悪い」にしたわけ。

 

【J】 ヤクオフだと、以前から、

    メールがなくても、掲示板でやりとりができますから、

    落札者もびっくりでしょうね。

 

【L】 で、落札者も怒り沸騰ですよ。

    落札者側も、掲示板を介して説明はしたけど、

    結局、出品者側は、最後まで、

    落札者が「MAILER DAEMON」さんだと信じて疑わなかったらしい。

    こうした一連の「MAILER DAEMON」に対する返信が、

    『メイラーだえもんさんへの手紙』って

    本にもなったくらいだからね。

 

【J】 ある日を境に、ヤフオクの商品取引の方法が、

    直接出品者、落札者同士ではなく、

    取引掲示板を通してなされるようになったのも、

    そうした背景があるんですね。

 

【H】 いやぁ。でも、「MAILER DAEMON」さんについて知らなかったら、

    そんなことあっても仕方ないかも。

 

【J】 ま、現在は、たぶん多くの人が、

    「MAILER DAEMON」くらい知ってるんでしょうけど、

    それって常識だよ、ってのは単なる思い込みで、

    各人にとっての「常識」について、

    自分の常識を疑う姿勢は必要なんでしょうね。

 

【L】 コーチングとかでも、

    コーチはいかに自分の「常識」にとらわれずに、

    相手側の常識を理解するかが、まずは重要だからねぇ。

 

【H】 いや、でも最近のIT社会って、

    ポンポンと新しい用語が出てきて、

    いつのまにかそれが常識になってるから、

    腹が立って仕方がない。

 

【L】 まぁねぇ。最近だと、やれクラウドだ、シンクライアントだと、

    いろいろと騒がれてるからねぇ。

 

【J・H】 って、なにそれ?

 

■クラウドって? シンクライアントって?

 

【L】 まずはクラウドについてだけど、聞いたことある?

 

【H】 いやぁ。懐かしいなぁ「FF7」。

    結構はまったんですよ。

    今でも、なんだかんだで出てますよね。

 

【L】 うん。そっちのクラウドじゃないよね。

 

【J】 じゃ、どっちのクラウドなんですか?

 

【L】 ここでのクラウドは、

    正式には「クラウドコンピューティング」。

    いろいろな意見とかがあって、説明が難しいんだけど、

    大きな雲の向こうに、超巨大なコンピューターがあって、

    ユーザーは、その雲が見えなくても、

    それぞれのコンピューターから、超巨大コンピューターに

    アクセスできるようになる、ってお話だ。

 

【J】 まさに、雲をつかむようなお話ですね。

 

【H】 それで、何がよくなるんですか?

 

【L】 一言でいえば、

    「パソコンにソフトが入っていなくても

    色んな作業ができる」こと。

    身近なところではGoogle検索やYahoo!検索も

    そのうちのひとつ。

    調べたい用語を入力すると、ネット上の

    膨大な「検索機」を利用して結果を得ているわけだ。

 

【H】 じゃあ、グーグルとクラウドは、密接な関係にあるんですか?

 

【L】 大ありだよ。将来、そんな

    超巨大クラウドコンピュータを運営できるのは、

    Google、Microsoft、Yahoo!、Amazon.com、

    eBay、Salesforce.comなどの

    5つぐらいの企業体くらいだといわれてるんだ。

 

【J】 じゃあ、シンクライアントについては?

 

【H】 クライアント、ってのが、

    だいたい一般ユーザーといったニュアンスなのは、

    わかってるわけですよ。

    で、この「シン」が問題だ。

 

【J】 で、「シン」ってなに?

 

【H】 北斗の拳で最初のほうに悪役で出てたよね?

 

【L】 うん。そっちのシンじゃないよね。

 

【H】 まぁ、「シン」ってのが、たぶん英語の「Sin」。

    Sinってのは、キリスト教用語で「原罪」って意味だから、

    原罪レベルのクライアントって、ことじゃないかなぁ?

 

【J】 どんだけ罪深いクライアントですか。

 

【H】 ヤフオクで「MAILER DAEMON」で口論するとか……

 

【J】 それで原罪級に罪深いんかい!

    そんなの、軽犯罪ですらないですからね。

 

【L】 ……あんたら、何の話してんの?

    「シン」ってのは、英語で「Thin」。

    すなわち「薄い」と言う意味で、

    クライアント端末が、サーバに接続するための

    最小限のネットワーク機能、

    およびユーザーが入出力を行うための画面を

    装備していれば良いことを示しているんだ。

 

【J】 要は、今までクライアントPCにインストールしていた、

    ほとんどのソフトや、あるいはPC上のデータを、

    すべてサーバー上で管理しよう、ってお話ですかね?

 

【L】 そういうこと。

 

【H】 あれ? それって、さっきのクラウドで言ってたことと似てる。

 

【L】 そうだね。

 

【J】 クラウドとかシンクライアントって、何で注目されてるんですかね?

 

【L】 最大のウリは、セキュリティだよ。

    クライアントPCにデータを入れておくと、

    情報が漏洩しやすいからね。

    その点、頑丈なサーバーにデータを集約しておくと、

    情報漏洩の心配は少ない。

 

【J】 なるほど。でも、こういうことを知っておくと、

    上司や社長から、「君、クラウドについてどう思う?」

    って聞かれたら、ちゃんと答えられますもんね。

 

【H】 ホントですよぇ。もし今回の知識がなかったら、

    「クラウドですか。背中の大剣って、絶対重いですよね。

    でも、社長の背負われている責任は、もっと重いですよね…」

    と返答しそうでしたよ。

 

【J】 なんか、ゲームのこと話しつつ、

    さり気にいいこと言ってますね…

 

【H】 ここで、「君は、私の苦労を分かってくれるんだね…」

    とかいって、

    社長への好感度アップですよ。給料上がるかも。

 

【J】 動機が不純である点で、原罪級に罪深いよね。

    これがほんとの「シンクライアント」、なんちゃって。

 

【J・H】 あーはっはっは。

 

【L】 …………あんたら、何の話してんの?
    

 

■最後に


【J】 どうでもいいんですけど、

    今回の冒頭って、結構サギっぽいですよね。

 

【L】 どういうこと?

 

【J】 タイトルが「ある日系アメリカ人からの手紙」なんて書いてるけど、

    要は「MAILER DAEMON」だし。

    心温まる要素が、あまり見当たらないし。

 

【L】 今後の社会の発展を考えると、心温まらない?

 

【J】 そんなことではだまされないですよ。

    第一「ある日系アメリカ人からの手紙」って、なんか

    『硫黄島からの手紙』っぽいニュアンスのタイトルだから、

    よけいサギっぽい。

 

【H】 「いおうじま」といえば、長崎にもありますよね。

 

【L】 うん、そっちの「伊王島」じゃないよね。

 

【H】 みんあ、伊王島に行ってみよう♪

 http://www.ioujima.jp/

 

【J】 最後は、郷土PRかい! 
    

(J&L)

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