化学反応
2009年 03月 23日
先日、高校のクラブの、OB・OG会が開催されました。
実はわが母校は、この4月から2校合併により、名前がなくなってしまうのです。
そこで、名前がある内にと、現役も含めてOB・OG戦をすることになったのです。
私が母校に入学した頃は、進学校としては有名でしたが、
その一方クラブ活動は活発とは言い難く、ほとんど実績も残せていませんでした。
私が入部したハンドボール部もその内の一つで、
女子はぎりぎりの7名で細々と活動し、男子は当初部員が一人もいませんでした。
私が入学したこの年、ハンドボール界では有名な指導者が一人入ってこられました。
この先生こそ、私が恩師とも言う存在になるとは、この時思いもしませんでした。
当時中学時代していた陸上競技にも限界を感じ、
何のクラブに入るか迷っていた私は、縁あってかその先生に目をつけられ、
入部することにしました。
その後も恩師はメンバーを集め、あれよあれよと言う間に
男子9人、女子15人の立派なクラブとなっていました。
入部に誘われたとき、恩師は全員に「私が近畿大会に連れてってあげる」
と宣言しました。
誰もがその時「うちで?この寄せ集めで?ありえへん、ありえへん。」
と思っていました。
3年生の最後の大会が終わると、いよいよガラッとクラブが変わり、
とても厳しいクラブになりました。
毎日毎日厳しい練習が続き、休みの度に遠征があり、
全国大会常連校とも試合をしました。
一度、全国制覇経験のある大学生ともやりました。(ボコボコでした。)
しかし、辛い練習をすればするほど、成績も伸びてきました。
2年の新人戦では府でベスト4に入り、
最後の大会では男女共、本当に近畿大会に出場することができたのです。
以来、恩師の下でハンドボールを教えてもらった生徒は、
今の1年生で7代目になり、延べ80名以上になります。
その内、50名ぐらいしか集まれませんでしたが、
集まれなかったメンバーも含め、みんなが繋がっています。
まだ学生のメンバーから社会人として働いているメンバーまで、
今はそれぞれの場所で、それぞれの色を出しながらがんばっています。
これほどの人間が、一人の恩師の下に集まり、改めてすごいなぁと思いました。
人が人と繋がり、また人と繋がる。
そこには確実に、「1+1=2」という計算式には表せられない、
大きな化学反応が起こっているなぁと感じます。
自分もそんな、人と人との化学反応を起こせる“一人”であり続けたいと思いました。
(黒ネコ)
