市民活動と道州制
2009年 03月 17日
先回のがん日では、地方が元気になっていくためには、日本の形そのものを変えていくことの必要性を述べて、その一つの手段が「道州制」への移行であることを書きました。
この道州制については安倍内閣において「道州制担当大臣」がおかれるなど、政府の中でもそして自民党や民主党など政党においても議論されております。
またその他にも「道州制特区」である北海道の提言や、経済界からも関西経済同友会などが提言しているものがあります。
しかし道州制の目的を「地域を元気にする」というように考えれば、現在の道州制議論の多くは地域を元気に出来るかどうか疑わしいものになってきています。
地域を元気にする、私たち市民のための道州制とはどういうものでしょうか?
「道州制ドットコム」という市民団体が著した「道州制で日はまた昇るか」という著書の中には、以下の2つの条件が必要不可欠であると述べられています。
[条件その1] 基礎自治体と道州に機能を果たすのに十分な権限と財源がある。
[条件その2] 自立した市民が地域づくりを支える。
[条件その1]では、中央政府は「地方分権改革」といいながらも、権限と財源を手放そうとはしません。この改革は郵政改革以上の改革ですから、相当な官僚たちの抵抗があるでしょう。
したがって国のリーダーの決断と強い政治の力が必要です。そのためには私たちは政治に無関心であっては絶対にいけないと思います。
そして次に[条件その2]ですが、この「自立した市民」を育成するために、サービスフォーピースをはじめとする市民セクターの我々が大きく関わっていかなければなりません。
サービスフォーピースがミッションとしている「社会の問題解決に貢献できる人を育成する」と共に、すでにアクションを起こしている人たちは、新しい時代の「理想の市民像」とならなければいけないのです。
市民活動に日々取り組んでいらっしゃる同士の皆さん!
皆さん、お一人お一人がこれからの新しい日本を築いていくためには大きな役割を果たすことが出来るのです。
今はまだまだ地域において発言力も弱く、団体の基盤も脆弱な市民団体が多いかもしれませんが、新しい国づくり地域づくりを進める上で、必ず市民団体の力が必要となってきます。
皆さんの専門性やスキル、そして経験を行政や市民が必要としてきます。そのためにも今はまだ地域での影響力も小さいかもしれませんが、地道に夢と信念を持って活動していきましょう!
私の地域でも小さな変化が起こっています。今までは住民の会費と市からの助成で運営されていた地域の活動ですが、今月から各月で廃品回収を行うこととなりました。
「なんだそんなことかぁ~」と思われるかもしれませんが、この変化は私の住む地域では画期的なことなのです。
また私個人も息子の通う中学校のPTAで、誰も引き受けようとしなかった事業部の責任者を引き受けて活動していくことになりました。
私はまず比較的地域の若い大人の集まるこのPTA活動で、まだまだ主体性に乏しく、学校(先生)への依存度の高いPTAの体質を、自らオーナーシップを持って、学校や生徒そして地域のために活動できる組織に意識変革していきたいと思っているところです。
最後になりますが、市民活動に献身的に取り組まれる皆さんの活動と皆さん自身が、必ず来るであろう道州制後の日本には必要です。これからも日本の未来のために、自分たちが暮らす地域の平和と幸福のために頑張っていきましょう!
そして少しだけでも「道州制」に関心を持ってみてください。
前述の次の著書をお勧めします。とても分かり易くまとめられています。
「道州制で日はまた昇るか」 道州制.com著
道州制.comのホームページもとても参考になります。
http://www.doshusei.com/
