振り込め詐欺

2009年 02月 17日


 皆様いかがお過ごしでしょうか。今日のがん日は「やっくんとれっくんの時事放談」でございます。今回のテーマは「振り込め詐欺」。振り込め詐欺の現状を踏まえつつ、今回はわりと真面目に放談していきます。

 

J】 どうも~。やっくんで~す。

 

L】 れっくんで~す。

 

J】 今回のテーマは「振り込め詐欺」。

 

L】 あぁ、「振り米詐欺」ね。

 

J】 いや、米を振ってもしゃあないじゃないですか。

    そんな、どっかで使われてそうなネタはやめてください。

 

L】 ま、冗談はさておき、

    ちょっと前に「NHKスペ…なんとか」とか、そんな感じの番組で、

    振り込め詐欺が話題になってたよね。

 

J】 いや「NHKスペシャル」ですよね?

    なんで、その後のシャルが出てこないんですか!?

    まだ「NHKなんとか」くらいなら許しますけど、

    なんすか、「NHKスペ…なんとか」って?

    

L】 うん、ちょっと「スペシウム光線」とごっちゃになったもんで。

 

J】 ……すみません、みなさん。

    れっくん、たぶん風邪薬の飲みすぎなんで、許してやってください。

    そのNHKスペシャルって、29日にあった、

    「職業“詐欺” ~増殖する若者犯罪グループ~」  ですよね?

  http://www.nhk.or.jp/special/onair/090209.html

    あれ、自分も見ましたけど、

    振り込め詐欺の実行犯は、20代の若者がほとんどなんだそうですね。

 

L】 ……ふぇ? 何?

 

J】 って、もうかんべんして~!

    お願いだから、中川財務担当の代わりに、

    風邪ひいてきて~!

 

L】 ま、風邪はどうでもいいんだけどね。

    それにしても、君、

    振り込め詐欺の実行犯が、20代の若者がほとんどというのは、

    少しものの見方が、浅いんじゃないか?

    あまりテレビのいうことを、100%鵜呑みにするのは、

    どうかと思うけどね。

    

J】 そうですかねぇ。

    たいてい振り込め詐欺って、20代の孫を装って、

    老人を騙すじゃないですか。

    そう考えると、実行犯が20代中心ってのは、

    自然な成り行きじゃないですかね。

    

L】 いやいや、声なんて、訓練次第で何とでもなるからねぇ。

    プロの声優さんの場合とか、聞いている声と、

    実年齢とが非常に乖離していることは、ざらだからねぇ。 

 

J】 う~ん。でも、その場合、声がきれいすぎる気がするんですけどね。

    普通の人は、自分のおじいちゃん、おばあちゃん相手に、

    きれいな声では、話さないでしょう。

 

L】 なるほど、つまりその仮定に従えば、

    きれいな声でなければ、リアリティがあって騙せるというわけかい。

    じゃあ、たとえば、

    若本規夫さんから電話がかかったら、騙せるだろうか?

 

J】 絶対騙せねぇよ!

    ていうか、それってただの、

    なんかよくわからない恐喝電話ですよ……

    ま、別の意味で、怖くて振り込んでしまうかも。
      


L】 確かにねぇ。自分がそんな電話受けたら、

    心臓が止まっちゃうかもしれないからねぇ。

    もう少し、若くてきれいな声の人がいいなぁ。

 

J】 趣旨がかなり変わってるじゃねぇか!

 

■「振り込め詐欺」の若者たちを生み出したのは?

 

J】 ま、それにしても、番組で詐欺やってる人って

    騙された人の話題で大笑いしてたり、

    騙したお金で外車とかを買ったり、

    逮捕のリスクが高い犯行は、安い報酬で雇った

    生活苦の失業者を使ったりとか、

    もう、信じられないようなことになってましたよね。

 

L】 ん? そうかなぁ?

 

J】 って、まだ風邪薬が切れてないんですか…

 

L】 いやいや。頭はさえてますよ。

    個人的には、まったくもって驚くことでもなんでもないけどね。

    むしろ、起こるべくして起こった、社会の副産物という、

    そんな感覚だけどね。

 

J】 というと?

 

L】 いや、彼らがいう

   「今の日本、勝ち組か負け組かどちらかですよ」って、

    大人たちがみんな示してるじゃん。

    お金があればハッピーで、なければ敗者。

    あ、最近では結婚相手もか。

 

J】 世の中の価値が「勝ち」か「負け」かしかなくって、

    その勝ち負けのバロメーターがお金しかないとすれば、

    確かにそうなんでしょうけど……

 

L】 いや、そういった詐欺師たちの大半が、

    一流大学とか一流企業出身なんでしょ?

    だいたい、そういった環境のほとんどって、

    「勝ち」か「負け」しかないところが多いよね。

 

J】 問題は、競争社会にあるんでしょうかね?

 

L】 う~ん。個人的には、競争社会自体に問題があるというよりも、

    「何のためのお金なのか」とか「何のために勉強するのか」とか、

    そういった問題に対して、大人も社会もこれまで、

    あまりにも無頓着だったんじゃないかねぇ。

    

J】 確かに、番組で出てた詐欺師たちって、

    もうけた金の使い方が、あまりにも、

    ある意味型にはまってるっていうか、幼稚ですよね。

    でも、「じゃ、幼稚でない金の使い方って何?」って問われたら、

    果たして、大人たちは、答えられるんでしょうかね。

    

L】 「豊かになれば、幸せになれる」、もっと露骨に言えば、

    「一生懸命働いて、金さえあれば、幸せになれる」

    そうして一生懸命働いてお金を貯めてきた世代から、

    自分たちの姿を間接的に見てきた

    孫の世代が奪い取っていくという構図を見ると、

    「運命は皮肉」とでも、言わざるをえないよねぇ。

 

■社会の現実に直面したときに

 

J】 あと、幹部の詐欺師が

    「今後、内定取り消しの憂き目をみた学生たちは、

     今まで信じてきたもの、社会に対する恨みから、

     ほとんどが、自分たちサイドに集まってくる。

     こうした学生たちが、将来の幹部候補生になる」っていってましたね。

 

L】 ま、究極のところ

    「政治や社会や他人は、あてにはできない」という感覚だよね。

    そこで、

    「じゃあ、自分はそんな他人や社会を犠牲にしても幸せをつかむ」と考えるか

    「じゃあ、自分が問題ある、くだらない社会を変えていく」と考えるか。

    その違いで、振り込め詐欺をするか、社会起業家になるかが決まる。

 

J】 ちょうど、「NHKスペシャル」があったあとに、別番組で古館さんが、

    社会起業家について紹介してましたしね。

 

L】 まぁ、番組で出てた人たちは、業界ではいつも見る人たちだったけど。

    フローレンスさんとかね。

    こうした人たちも、他人や社会(特に政治)を当てにしていない点では、

    振り込め詐欺の若者と似たところはある、と思う。

 

J】 ただ、こういった若者たちは少数で、

    多くの若者たちは、社会が自分たちを保証してくれる、と思っている。

    だからこそ、保証のききやすい、公務員志望の若者が多くなる、と。
 
   


L】 まぁ、別にそれがいけないとは思わないし。

    社会起業家になるったって、現状ではほとんどバクチだし。

    ま、起業家全般がバクチみたいなもんだけどね。

 

J】 でも、今後もますます、従業員の首切りは進んでいくでしょうね。

    今後の流れでは、公務員だってどうなるかわからない。

    現状では、若者を採用しないことで、

    なんとか乗り切ろうとしてますけどね。

 

L】 解雇された人、弱い人たちが奏でる、

    阿鼻と叫喚の混声合唱の中で、

    オレオレ言いながら、その合唱をベースに踊る

    振り込め詐欺師たち。

    そして、その合唱を沈黙させようとする社会起業家たち。

    最後に、一連の舞台を鑑賞する人たち。

 

J】 舞台は整いました。

    皆さんは、どの役を、演じたいですか?

 


  

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