地方再生の鍵
2009年 02月 07日
先日私が住んでいる地域の常会があったので顔を出してきたのですが、そこで
いろいろなことを感じましたので、今回はそのことを少し綴ってみたいと思います。
私が住んでいるところは愛媛県の伊予市というところで、4年前に周りの町村を
合併して少し大きくなったとはいえ、まだ人口4万人程度の小さなところです。
主な産業は農業と農産物の加工業、そして鰹節の生産は日本一を誇っていますが、
市の財政は厳しく、今後も改善の見込みはないようです。
さて今回の常会ではまず会計報告がありました。年間の予算は約40万で、
収入の約40%が各世帯(44世帯)の会費、そして同じく40%が市からの助成金の類、
そして残りの15%が忘年会の折代など事業費、
そして5%は寄付や集会所の使用料などです。
事業費といってもこれは忘年会でとった折代を実費でいただいたものですから、
何か利益を生み出しているわけではありません。そうするとこの地域では
何か事業をしてお金を生み出すということを何もしていません。
よく町内会や子ども会で廃品回収などやると思うのですが、
それすら一度もやっていないのです。
私は常会の場では黙っていたのですが、あとで母にこのことを聞いてみました。
そうすると母に
「そんなこと誰もせえへんわ。でしゃばったことゆうんじゃないよ。叩かれるよ!」
と言われました。
田舎って結構閉鎖的ですから、母がこう言うのも理解は出来るのですが、
でもこのままだと私の故郷が年々廃れていくのは目に見えていて、
かなり強い危機感を抱きました。
とにかく活力を感じないのです。地域ではやはり農家の人が多いですが、
何か夢を持って生き生きと頑張っているというよりは、
昔からの流れで黙々と日々を送っているという感じです。
強いリーダーシップの元にいろいろな取り組みをしている地域も
全国にはあると思いますが、おそらく私たちの地域のようなところが
大半なのではないでしょうか。
現在はヒト、モノ、カネ、情報が東京を中心とする大都市に集中しているため、
もう少しこれらが地方に流れてくるような政策を考えて欲しいものです。
もちろん税制の改革や規制緩和なども必要かもしれませんが、
基本的に中央に集まっているさまざまな権限を地方に移譲し、
地方が新たな取り組みをしやすい環境作り、
やらざるを得ない環境作りをして欲しいですね。
新しい国の形を根本から見直すべき時が来ているのではないでしょうか。
皆さん、「道州制」ってご存知ですか?
政府では「道州制」について議論がなされているようですが、
まだまだ選挙でも話題にならないし
「道州制」って何なのかよくわからない人がほとんどではないかと思います。
でも地方の再生は、この「道州制」への移行にあるのではないかと私は期待しています。
私も来るべき20XX年に備えて、自分の住む地域で、
限られたヒト、モノ、カネ、情報を駆使して
地域に活力を生み出せるようチャレンジしてみようと思います。
