人生を変える箱の法則④―和平のピラミッド

2009年 01月 31日

 今まで3回にわたって紹介してきた「箱」の法則ですが、今回が最終回となります。

 

 今回はこの法則を応用して和平を築く方法を紹介します。

 

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 「箱」の法則の要点は、私たちが知らず知らずのうちに他人に対して「箱」に入ってしまい、それが原因となってその人の態度や行動を歪んだ眼で見てしまうようになるということでした。

 

 そしてその「箱」から脱出するためには、まず自分が「箱」に入っていることを自覚して、それが自分と相手との関係をどのように歪め、また相手を苦しめているのかを考えることでした。

 

 

 ここで一番重要なポイントは、まず「私」が「箱」から出ることです。

 

 なぜなら、「箱」がどんなものかも知らない相手に、「箱から出なさい」と言っても無理だからです。
 また、自分が相手に対して「箱」に入っている状態で何を言っても、相手は聴く耳を持たないからです。

 

 そのため、他人との間に和平を築くためには、まず自分が「箱」から出ることから始めなければなりません。

 

 そして、以下のようなプロセスをたどって和平を築いていきます。

 

①相手に影響力を持つ他者との関係を築く
 これは、対立していた者同士がいきなり話し合ったりすることが難しい場合などに、その人に影響を持っている人との関係を構築することから始める必要があるということです。
 部族であれば長老や宗教的指導者などになりますし、わが子と和解したい場合はその子の友だちなどとの関係を築くことになります。

 

②相手との関係を築く
 そうして次に本人との関係を再構築します。自分が「箱」から出て相手に接し、また①でその人に影響を持っている人との関係が築けていれば、本人との関係も再構築しやすくなっているはずです。

 

③相手の話を聴き、相手のことをよく知る
 関係を築く際には、まず相手の話を聴き、相手のことをよく知ることから始めます。自分の意見・考えを言うのはその後です。

 

④相手に自分の意見を伝える、正しいことを教える
 相手の話を十分聴き、相手の考え・価値観をよく理解したうえで、初めて自分の意見、そして自分が正しいと思っていることを相手に伝えることができます。

 

⑤相手の行動を正す
 こうして初めて、相手の行動を変えることが可能になるのです。

 

 上記のプロセスを図にすると、以下のような図になります。
 これをこの法則では、「和平のピラミッド」と呼んでいます。


 

 


 さて、このピラミッドが教えてくれる教訓は以下の3つです。

 

1、ピラミッドの下段により多くの時間と努力を注ぐこと

 

2、ピラミッドのある段の解決策は、その段より下にある

 

3、ピラミッドの各段階で効果を上げられるか否かは、ピラミッドの最下段

  =あり方にかかっている

 

 特に一番大事なのは、3つ目の教訓でしょう。

 

 この法則では、最後にこう結論づけています。

 

 私たちの外面的な対立を永久的に解決するには、内面の対立の真の解決を見出さねばならない。

 

 

 私たちは、まず箱の外の場所を見つけ、それを拡大して心の闘争を終わらせること。それから、私たち自身が他者にとって箱の外の場所になることによって、彼らが内面の闘争から抜け出す手助けをする。

 

 私たちSERVICE FOR PEACEも、早く多くの人にとって「箱の外の場所」となり、人々の内面の闘争を抜け出す手助けができるようになっていきたいと思います。

 

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