“アイデア”と“思いつき”の違い

2009年 01月 12日

私は、アイデアと思いつきの決定的な差は、
そこに注ぎ込まれた時間と努力があったかないか、だと思います。

 

 

私自身、自分は結構クリエイティヴな性格です。
企画やアイデアはある程度考えられるし、
誰が何をといった実行プロセスにまとめることはそんなに苦ではありません。

 

 

ただ、“自分は本当にクリエイティブな性格なのか”と思い返した時、
決して内から沸いてくる(あるいは天から降ってくる?)“思いつき”とは

別物だということに気が付きます。
 

 

物事を考える時に私が最初にやるのは、手持ちの情報を一旦整理しなおす事です。
手持ちの資料、情報、過去に調べた資料、関連する人物、現在抱えている課題、
洗いざらい机の上に並べ、白紙(裏紙)にペンで走り書きをします。
(その為、考え事をしている時私の作業机は最大に散らかります)

 

 

次に、白紙に自分で問いかけます。
「今何が求められてるのか?」や「それって本当に可能?」
「誰がどうやって?」「どんな成果がありそう?」などといった言葉を記し、
一つ一つの問いに現在持っている情報で回答できるあらゆる可能性を書き留めます。

 

 

そうやって自分の手持ちの全てを引き出した上で、

今何が足りないのかと徹底的に洗い出し、
文献、インターネット、人、などを徹底的にあたりながら

足りないところを埋めていきます。
自分の専門外のことでも、関連する文献の2,3冊を走り読みすれば

ある程度のイメージは掴めます。

 

 

そして、欲していた情報にたどり着ければ切り取り、張り合わせ、

とことん真似をします。
最後に真似したアイデアを、現状と自分たちに合わせて変化させ、

新しいアイデアになります。

 

そうやって見ると、私が考えたのは“情報のつなぎ目”を作るだけであって、
ほとんどの情報は既存のものから来ている事に気が付きます。
多分、こうやってアイデアを出している人は私だけではないはず
(私も、本でそう書いてあったのを何度か見て、それを実践してます)。

 

 

アイデアのほとんどは、そんな比較、模倣、応用と言ったプロセスを踏んで

生み出される知識の蓄積ではないでしょうか。

 

 

アイデアは英語でIdeaですが、最後に"L"をつけると"Ideal”

“理想”という意味になります。
一文字足すと“アイデア”は“理想”。
意味深な、不思議な類似です。

 

 

「アイデア」とは、“ああなりたい理想の姿に近づく努力”と、

定義できるのかもしれません。

 

 

 

コメント一覧


新規コメント (名前と本文は必ず入力してください。)

※コメントは承認後に公開されます。