人生を変える箱の法則②
2008年 11月 30日
前回のがん日では、私たちが知らず知らずのうちに「箱」に入ってしまっていて、
それが原因で他人との間に争いを生み出してしまうという、
「箱の法則」の概略について紹介しました。
今回は、では人はどのようにして「箱」に入ってしまうのか、
そのプロセスを説明します。
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人が「箱」に入ってしまうきっかけは、
“自分への裏切り”であるとこの法則では説明しています。
“自分への裏切り”とは、自分が他の人のためにすべきだと感じたことに背く行為を言います。
つまり、人に対してこうあるべきだ、こうするべきだと思った気持ちに背いて、それとは別の行動をとってしまうことです。
たとえば、誰か困っている人がいて、その人を助けたいと思ったけれども、実際はそれを行動に移さないで過ごしてしまったとき、あるいはある人に対して本当はやさしくしたいと思ったけれども、実際はつらく当たってしまった場合などです。
これはひと言でいえば、自分の“良心に背く”ことだと言えます。
このように、いったん自分の感情に背いてしまうと、人はその裏切りを正当化するために、他人や周りの世界をそのような視点から見つめるようになります。
たとえば、「自分も疲れていたし、第一、本当に困っていたのかどうかわからない」とか、「自分がつらく当たってしまったのは、あの人の態度が悪いからだ」というように、自分の行為を正当化する口実を見つけ出すのです。
そしていったんそのような観点で物事を見つめてしまうと、その正しさを主張できる内容(たとえば、「自分だってこんなにがんばっているんだ」「あの時、自分は忙しかったから」などという思い)を大きく誇張し、逆に相手の欠点に目をつけ、その欠点を大げさに仕立てあげる必要が出てくるのです。
こうして、人はいつしか「箱」に入り、すべての物事をその「箱」の中から見つめ、判断するようになります。
そして、自分が「箱」の中にいることによって、相手も「箱」に入れてしまうようになるのです。
このプロセスをまとめると以下のようになります。
①自分が他の人のためにすべきだと感じたことに背く行動を、
自分への裏切りと呼ぶ
②いったん自分の感情に背くと、
周りの世界を、自分への裏切りを正当化する視点から見るようになる
③周りの世界を、自分を正当化する視点から見るようになると、
現実を見る目がゆがめられる
④ときが経つにつれ、いくつかの箱を自分の性格とみなすようになり、
それを持ち歩くようになる
⑤自分が箱の中にいることによって、他の人たちをも箱の中に入れてしまう
⑥箱の中にいると、互いに相手を手ひどく扱い、互いに自分を正当化する
共謀して、互いに箱の中にいる口実を与えあう
では、この「箱」から脱出するにはどうしたらいいのでしょうか?
次回はいよいよ、その方法を紹介します。
(Arthur)
