がん日発刊1周年を迎えて
2008年 11月 01日
読書嫌いな私にとって、これまで読んできた本は限られているが、
それでも人生に影響を与えた本が何冊かある。
その何冊かの本の中でも、最も影響を受けたといえる本の
著者のメッセージを、最近、読○新聞の全面広告で見つけた。
そもそも私がその本を読んだのは、高校2年生の時である。
あれから四半世紀が経ち、その著者も80歳を超えられたようだ。
随分時間が経ったものもだが、師のメッセージの根幹は
私が高校生の時に読んだものと全く変わっていなかった。
そして、80歳を超えてもなお現役で、世界を駆け巡りながら、
ご自身の信念を伝え、今もなお身をもって実践しておられる。
師は植物生態学者であり、よく「本物」と「ニセモノ」を
見分ける必要性を説いておられる。
「本物」のというのは、どんな厳しい条件にも耐えて長持ちするものであり、
植物で言えば、台風、地震、火事、津波などあらゆる厳しい条件に耐えて
しっかり生育するもののことをさしている。
さらに言えば、「本物」とはその土地に本来植生していた植物のことである。
戦後、スギなどが熱心に植林され、真っすぐに伸びたスギが綺麗に並ぶ
森林が当たり前のように見られるが、それは人工的なものにスギない。
その土地本来の植生でないものは、台風や地震に弱かったり、
スギの場合であれば、花粉症など人体に悪影響を与えることにもなる。
日本の場合、幸い「鎮守の森」という護られた空間があり、
そこの植生を見ると、その地域本来の植生が分かるという。
自然との共生を大切にし、その地域本来の木を植え、本物の森を
増やしていくことが、地球の生態系を再生させ、温暖化などの
環境問題の解決にもなるというのが師のメッセージである。
今日で、がん日も1周年である。
おめでたいことであるが、わずか1年である。
師の変わらない主張と姿勢に再開し、姿勢を正された一日である。
(taka)
※興味ある方は、NHKラジオ第2「こころをよむ」という番組をご聴講ください。
http://www.nhk.or.jp/r2bunka/kokoro/
