世界同時食糧危機に際して
2008年 10月 24日
ちょっと前ですが、新聞にこんな記事がでていました。
「世界的な食糧価格高騰を背景とした食糧危機を受け、世界銀行と
国際通貨基金(IMF)が緊急支援に乗り出す。世銀の報告によると、
過去3年間で食糧価格は世界平均で83%上昇。小麦は181%も
値上がりしている。食糧を輸入に頼る開発途上国は食糧不足、栄養
失調や飢餓の危険に直面。ハイチでは市民の抗議デモが激化、死者
を出す事態に発展した」
私たちの身近なところでも、パンやカップラーメンなど食糧が徐々に
値上がりしたり、びみょうに一袋あたりの内容量が減っていったりして、
「困っちゃうよなー」なんて思っている人も多いと思います。
たとえば、みそ・豆腐・納豆など日本食を支える大豆ですが、中国も
輸入国に転じるなどで世界的に不足し値段が高騰しています。
大手みそメーカーも来年の大豆を半分しか確保できていないとか。
この世界的な食糧価格高騰の原因はいろいろな経済的理由で説明されてますが、
この食糧の値上がり現象って、経済的な一時的現象ではなさそうです。
人口が増加し続ける→2050年に98億人→食糧を75%以上増産が必要。
一方、「世界の農地面積は8%増加が限度」だそうですので。
食糧増産技術の進化を考慮しても、どこまで追いつくのか。
日本でも「いつまでも輸入すればいい」という考えではやっていけないと
思いますが、その一方で「農業離れ現象」「農村の過疎化現象」が進行しています。
そろそろ農業を「魅力的な仕事」として見直さないといけませんね。
私が交流のある新潟の専業農家の方がおっしゃってました。
「銀行も不動産会社よりも、農家にお金を貸すようになってきた。
給食のパンを米粉で作ろうなんていう話もある。
農業見直しの世論はできてきたが、
あとは、先駆けて農業にチャレンジする勇気ある若者が何人でてくるかだ」
食糧危機を嘆く者、経済理論を振りかざす者は増えてきたと思いますが
(私もその一人?)、実際、農業始めるとなるとそれなりのハードルがありますよね。
そこをブレイクスルーする社会的な動きをどうつくっていくか、
が問われていると思います。どうするかなー。
その農家の方に
「農業は経験値によってしか教えられないから、
これから自分が作るだけでなく、人に教えるのに忙しくなりますねー」
と話したら、笑ってました。
(ぽん)
