2008年 10月 22日

「嘘は許さない」
私が普段子どもと関わる際、貫き通している信念の一つです。

 

 

どんな理由があろうと、「嘘をつく」ということは、絶対に許さない。
なぜなら「嘘」とは、人を裏切ることだからです。
嘘をつくということは、誰かを騙すこと。
「ついた嘘」を信じた人を、裏切ること。
裏切りというのは、人を最も傷つけるものの一つです。
心の傷は、体の傷よりも重いと言うけれど、「嘘」で生まれる傷は、正に前者です。

 


しかし、先日あるテレビ番組で、はっとさせられることがありました。

 

 

その番組は、子育ての悩みや課題を話し合い、

専門家や著名人のアドバイスをもらいながら解決策を考えようというものです。

 

 

その日のテーマは「子どもの嘘」。
「うちの子は、嘘をよくつくんです・・・」
「子どもの嘘をどう叱ったらいいのか・・・」
「どうやったら嘘をつかなくなるのでしょうか・・・」
スタジオに集まった主婦達から、その日も様々な悩みが出てきました。

 

 

様々な議論が交わされた後、心理学者の星一郎さんは、主婦達にこう言ったのです。

 

 

―私は「嘘は許さない」ということに、疑問です―

 

 

私は最初、自分が貫いてきた信念に疑問と言われ、

「えっ?何言ってるの?」と思いました。
しかし、星さんはこう続けたのです。

 

 

―だって、「嘘をつかせないこと」が大切なのではないでしょう。
それよりも「嘘をつかないで済むようにしておくこと」が大切なんです。
要は「嘘をつかないで済む人間関係をつくっておくこと」が一番大切なんですよ。―

 

 

私はこの言葉を聞き、

自分自身が子ども達と、普段どれだけ良い人間関係が築けているんだろうかと、

疑問に感じてしまいました。
そして、「嘘」の責任を相手だけに求めている自分にも気付かされました。
「嘘」は、その原因を相手だけに求めるのではなく、

互いの人間関係にも求めなければならない。

 

 

「嘘をつかない」人間関係を築いていかなければならない―。
「嘘をつきたくない」人間関係を築いていきたい―。

 

 

自分が変わることで相手を成長させられる、そんな自分でいたいです。

 

 

(黒ネコ)

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