これからの国際理解教育
2008年 09月 27日
今日は「これからの国際理解教育」について考えたいと思います。
まずは以下の絵をよーくみてみてください。あるレストランの様子です。
(タイの漫画家の絵です)
左から日本人、タイ人、インド人、中国人でしょうか。
あれっ。
何か違和感を感じましたか??
日本人がすき焼き、
タイ人がトムヤンクン、
インド人がラーメン?、
中国人がカレーライス?を食べてますね。
では、なぜインド人がラーメン食べると、違和感を感じるのでしょうか。
それは、私たちが、しばしば文化を「静的なもの」として捉えているからではないでしょうか。
モンゴルにワークキャンプにいったときに、日本人学生がウランバートルの街(自動車が走っていたり、ビルが建設中だったりする)に目を仰天とさせてました。
「モンゴルなのに、車が走っている。。。」
モンゴルといえば「大草原と馬とゲル」ですからね。
また、私が2002年で初めてモンゴルにいったとき「日本のイメージは、富士山、サムライ、芸者」でした(この頃は朝青龍もまだ有名でなかった)。
国際理解教育とは、モンゴルといえば大草原、日本といえばサムライですよ、って静的な文化を学ぶ場ではないはずですよね。
時代は国際交流から多文化共生へと向かっていますから。
異文化の背景をもった人が共に暮らすときに どんな課題が生じるのか、どんな社会をつくりえるのかと「文化を動的に」とらえることが大事で、受講者にとっては「課題を発見し、考え、行動する」というプロセス重視の教育であるべきでしょう。
過去を学ぶ教育ではなく、「未来を創る教育」なんです。
最後に、国際理解教育の第一人者・山西優二氏(早稲田大学教授)の多文化共生の定義をご紹介します。
「現代の社会において、地球レベルそして地域レベルで、 文化間の緊張・対立が顕在化する中にあって、人間が相互にそれぞれの文化を理解し合い、それぞれの文化の表現・創造に主体的に関わりながら、緊張・対立関係の解決に向けて、より公正で平和な関係そして文化をつくり出している、またつくり出そうとしている動的な状態」
ちょっと長いですが、非常に味わい深いです。
(ぽん)
