生きる目的
2008年 09月 10日
アフリカに15年住んでおられた方に会いました。
引退したらアフリカに戻って、余命をそこで過ごされるそうです。
アフリカのどこに惹かれたのですか?と尋ねると、こう聞かれました。
「死ぬのが難しい日本と、生きていくのが難しいアフリカ、
どっちが幸せだと思う?」
つまり、必死に薬を投与して延命治療をする日本と、
死は定めだと受け入れ、家族に娶られながら自然に死ぬのでは、
本人はどちらが幸せなのか。
「生きられることが当たり前で生きることに有難みを感じない日本と、
生きられることが喜びであり、毎日感謝で過ごせるアフリカでは、
アフリカの方が人間らしく自然に生きていける。はるかに幸せだ。」
そう言われていました。
確かにそうかもしれません。
途上国に行くと、子どもたちの目の輝きにはっとさせられることが多くあります。
生きる力、喜び、希望、そういった人間の芯の強さのようなものは、
途上国のほうが上なのかもしれません。
でも、生きること自体に価値があるのか。
生きて何かを成すことに価値があるのか。
生きる目的を見つけられないのであれば、
生きる価値を見出せないでいる先進国の人より、
途上国の人のほうが幸せなのでしょう。
でももし成したいことがあっても生きられないのであれば、どうなのでしょう。
私は、生きる目的を見つけることは、
他の動物とは違って人間に与えられた特権だと思っています。
人間らしさはそこに生まれてくるのではないでしょうか。
特に先進国の人たちはその特権を活かせる立場にあるので、
自分が何をすべきか、という目的、夢を見つけることが
とても大切なことだと感じました。
(midori)
