粘土団子

2008年 08月 18日

816
福岡正信さんがお亡くなりになった。(享年95歳)
「自然農法(※1)」を提唱し、福岡氏が作った粘土団子は、いまや世界的に有名だろう。

 

 

私が粘土団子を始めて知ったのは、10年以上前のNHKの番組だった。
福岡氏の野菜畑(山というべきか)が非常に印象的だったのでよく覚えている。
百種類以上の種と粘土、たい肥、肥料と混ぜて団子を作り、

それを自然にまかせて放置する。それだけ。
福岡氏が、団子をあちこちに投げていたのを記憶している。

 

 

そうすると、適応しやすい時期、育ちやすい作物のみ発芽するようで、

とてもいい野菜ができるそうだ。

 

 

この簡単な方法で野菜が育つのか?と思ったが、福岡氏の野菜畑(裏山)はちょ
っと歩いただけで、たくさんの季節の野菜が収穫できた。

 

 

野菜はとても立派だったのを覚えている。

日本全国この農法にすればいいのにと、無学な当時の私は考えたものだ。
(販売のために形、色、味など同じ種類の野菜を大量に作る必要があるのは

みなさんご存知の通りである)

 

この農法を単純に、日本の農家に適応するのは難しかったのだろうか。

その後、この農法を始めたというニュースはしばらく聞かなかった。

 

 

2,3年前、福岡氏とそして粘土団子をまた見ることができた。
なんと、彼はアフリカに渡っていたのだ。

福岡氏は自身の粘土団子農法を、砂漠の緑化に応用していたのだ。

 

一種類の木の植林と違い、様々な種を含む粘土団子は

緑化に大きな効果をもたらしたようだ。
粘土団子のひとつが発芽し、根を下ろすと連鎖的にたくさんの植物が発芽するよ
うになるそうだ。
福岡氏は、この方法を様々なところで教えているそうで、アフリカで粘土団子の
レクチャーもずいぶんとされているようだった。

 

 

砂漠の緑化だけでなく、この粘土団子は応用がとても利くのではないだろうか?
たとえば、木材伐採後の植林などが考えられる。今は伐採後、苗木を植えている
が、これを粘土団子にすれば面白いと思う。
山に自生していた植物が戻ってくるのではないだろうか。
ぜひとも、様々な形で福岡氏の粘土団子を使ってほしいと思う。

 

 

福岡氏が発見した方法を、私たちは忘れてはいけないと思う。これは、世界に伝
え、残していくべき大発明だと思う。

 

 

(まる) 

※1 「自然農法」
不耕起(耕さない)、不除草(除草しない)、不施肥(肥料を与えない)、無農薬(
農薬を使用しない)を特徴とする農法。自然に任せた栽培をする。

 

 

参考:Wikipedia 粘土団子
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%98%E5%9C%9F%E5%9B%A3%E5%AD%90

コメント一覧


新規コメント (名前と本文は必ず入力してください。)

※コメントは承認後に公開されます。