キャンペーンいろいろ
2008年 08月 08日
最近、仕事で近年市民セクターが行った様々なキャンペーンについて調べています。
先日の洞爺湖サミットをターゲットにNGOが連携して行ったのが「100万人のたんざくアクション」。ちなみに、メッセージは70万くらい集まったそうです。
その他にも、「でんきを消して、スローな夜を」のキャッチコピーが秀逸な「100万人のキャンドルナイト」、同じエコ系の「打ち水大作戦2008」などありますが、最近では一番インパクトがあったのが、「ほっとけない、世界の貧しさ」でしょう。
多くの芸能人やセレブたちがホワイトバンドを身に付けてメディアに出たこともあって、かなり話題になりました。ホワイトバンドの売上金の使途の不明瞭さや、主催団体が「一般的に見て」偏っているという批判もあったのはご存知の通りです。
最近は、「貧困を減らすためのMDGsサインアップキャンペーン」という署名キャンペーンも行ったようですが、こちらはほとんど話題にはなりませんでしたね。
これらのキャンペーンは、話題性や参加のしやすさという意味では、多くの場合、電通や博報堂などの広告代理店が絡んでいることもあって、うまいなーと感心させられます。
マエキタミヤコさんが『エコシフト』という本の中で、伝統的なシュプレヒコール的な表現ではなく、チャーミングなアプローチの仕方へのシフトを説いていますが、確かにずいぶん変わってきました。
でも、実際に政策レベルに反映されたり、具体的に何かが変わったりという具体的なキャンペーンの成果となると、??と言わざるを得ないところもあります。洞爺湖サミットに対するNGOの政策提言に対する反応も「シカト」でしたし。
ここ10年くらいの中の市民セクターのキャンペーンで成功した唯一のものは、市民団体が簡単に法人格を取れるようになった1998年のNPO法くらいでしょう。その背景には、実際に運営上で、銀行口座を作れなかったり、部屋を借りられなかったりする「困ったこと」がありました。
その共通の利害関係をいかに顕在化(見える化)させるのかが、キャンペーン成功のポイントなんでしょうね。やはり、万人のためのキャンペーンというのは難しいんでしょうか…。
(Aki)
