合唱祭のちょっといい話
2008年 07月 23日
中学生の時、合唱祭がありました。2曲を歌い学年ごとに優勝を決めていく行事です。
私が中学3年生の時、担任だった先生は生徒の中でも人気のある先生でした。生徒1人1人の事を考えてくれていたからです。
合唱祭の曲目と伴奏者を決める時のことでした。先生は何を思ったのか私に「ピアノ伴奏はお前がしろ!」と言ってきたのです。運動部に所属していた私は、クラスの中より部活の友達と仲が良かったので、早く部活に行きたいと思っていました。その場で伴奏に決定してしまいました。
生徒たちだけでいざ練習が始まると、私はピアノを弾きたくない、指揮者はみんなが思い通りに歌わないので怒る、受験生なので塾がある人は先に帰るので、その人たちの悪口をいうメンバーもいる始末。これでうまくいくのかなとどこか人事で思っていました。
それが何日か続いていると、思い余った指揮者の子が泣きながら「最後だから先生を喜ばそうよ!」日々の生活から先生が自分達の事を思ってくれているのが思い出され、「そうだね…」と言い出しました。
優勝して先生に喜んでもらいたい、目的を一つにしてから話す内容は「こうしたほうがいい!」と前向きに進んでいきます。
本番になりました。審査方法は審査員が項目ごとに点数をいれていきます。伴奏の評価の項目もあります。私は手が震えてきました。「失敗しても歌でカバーするから気楽にね(笑)」と励ましてくれました。
結果は優勝しました。結果発表の後はみんなで泣きました。
教室に戻り先生がみんなの前で、「よく頑張ったな!」の後、嗚咽し泣き始めました。先生の泣き顔をみた私たちは、また泣きました。心に残る合唱祭になりました。
後になり先生から「よく頑張った!先生がお前をピアノに推薦したのは、クラスでも思い出を作ってほしかったから」と言われました。何が生徒にとっていいのかを考えてくれていた先生だったなと思います。先生のおかげで、クラスメイトと仲良くなることができました。今ではとても感謝しています。
Foo
