ホタルの神秘

2008年 07月 06日

先日、実物のホタルを一度も見たことがないという人がいて、とてもビックリした。
そのことは私にとっては大きな衝撃であったが、
よく聞いてみるとそういう人のほうが多いことが分かり、
さらに大きな衝撃を受けた。

 


そんなことに衝撃を受けること自体、理解できない人が多いのだと思うが、
子どもの頃、毎年のように川沿いを明るく照らすホタルの大群を
追いかけていた私にとっては、想像を絶する現実である。

 


ならば、一度は実物のホタルを見せてあげたいという妙な使命感に燃え、
近場でホタルが見れる所をネットで探してみた。
大阪といえど、近場でホタルが見れるところは何箇所かあるようだが、
問い合わせみても、やはり6月中旬頃までだという回答ばかりだった。

 

 


水族館や動物園と違い、行けば年中見れるというものではない。
今度見れるのは来年か~!とショックを受けながらも、
ある一つのブログの記事を見つけた。

 

 

「昨日、ホタルを見てきました。」

 

 

おおおおおおおおおおおおおお~! 
まだ見れるかもしれない。

 

 

なおかつ車で1時間ぐらいの距離ではないか!
見れるという保障はなにもないが、ホタルを見たいというみんなを連れて、
とにかくその場に向かってみた。

 

 

こうして急遽編成された探検隊は出発した。
ブログに書かれてあった目的地は、
大阪と兵庫と京都の県境となる山間部である。
街灯もなく、日が沈むと真っ暗になる山道である。
なおかつ道幅もとても狭い。

 

 

本当にホタルを見れるのかという不安とともに、
本当にこの道で、あっているのかという不安までが、
私の心の中を舞い始めた。

 


しばらく走り続けた後、おそらくここではないかという地点に着き、
車を止めて降りてみた。でも、何も見えない。

 

 

場所を間違えたのだろうか?
もう今年のホタルは終わったのだろうか?
いろんな思いの大群が心の中を舞い始めた。

 

 

こんな山間部の暗闇を見るために、
わざわざ1時間も車を走らせてきたのかという後悔の念を抱きながら、
暗闇の中を、川の流れがするほうに向かって歩いてみた。

 

 

ああ光った! ホタルだ!
みんなの歓声が湧き上がった。

 

 

 

うわあ~~~いっぱいいる!

 

 

震え上がるような感動が全身を走った。
私にとっては久々のホタルの大群であるが、
みんなにとっては、人生初のホタルの大群である。

 

 

こんなに科学が発展しても、天然のホタルが見れるのは
1年のうちの、わずは2週間ぐらいしかない。

 

 

さらに風が強く吹いたり、雨が降ったりしても
ホタルは見れない。
そう考えると、季節はずれに、
ホタルの大群を見れるなんて、
なんてラッキーなんだ。

 


暗闇に光る幻想的なホタルの光にみんな酔いしれた。

 

来年もまた見たいなあ。
そして、こういう感動を与えてくれる自然を
大切にしていきたいなあと心から思えた一日だった。
自然万歳!

 

 

taka)

 

 

 

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