周りへの影響
2008年 05月 20日
『ハーバードからの贈り物』(ランダムハウス講談社 出版)という本の中に、
こんな問いかけがありました。
― 1.あなたの周りの人は、あなたをどう認識しているか
― 2.あなたの周りの人はあなたと関わったとき、自分をどう認識するか
これは、ハーバードのある教授が、娘から「4人の歴代大統領が、なぜ人々から尊敬されているのか」と質問された時に、「この4人は自分の危険をいとわず、人々のために尽くし、みんなの生活を変えてくれたんだ」 と答えたのですが、すると娘から「パパは誰かの生活を変えたことがある?」と聞かれて、「自分が他の人々の生活にどんな影響を与えているのか」 と自分自身に問いかけた時の内容だそうです。
― つまり、大事なのはあなたが相手に何を言うかではなく、あなたが話している時に相手の内面に何が生じるかなのだ。そのとき相手は何を考え、何を感じ取るのか。そしてあなたと関わった結果、相手の自己認識はどのように変化するのか、ということである。
この問いかけは、はっとさせられるものでした。私は、仕事の中で接するお客様に対しては、多少そういう意識を持っていましたが、それ以外の人たちに対しては、「忙しい自分を理解してくれ」、と言わんばかりの醜い態度を取っていたのです。
たとえば、日常生活で短い時間、接する人たちがいます。
移動中の電車の中、また、コンビニの店員、同じ職場でも担当部署が違う人や、時々メールがくる友人、家族からの電話など。よくよく振り返ってみると、その人たちに対してあまりに無愛想にしていたなと思ったのです。
その日行う会議の内容について、プレゼンの仕方について、頭がいっぱいになっている時、目を見てお礼を言ってくれる店員さんを無視したり、メールの返事を何日も先延ばしにしたり、家族からの電話を無視したり、忙しいことを言い訳にして、誰にも笑顔で挨拶しなかったりすることが多かったのです。
そう対された相手は、決して心に良い影響は受けないでしょう。
ポジティブな気持ちになるどころか、自分の存在を無視されたと思うでしょう。
決して認められたとは思わないはずです。
リーダーを目指すなら、そういう身近なところから、周りの人たちを幸せな気持ちにさせてあげられる人でありたいと思います。ポジティブな影響を与えられるように、自分を作り変えていきたいと思います。
最近は忙しく、気を張ることが多いのですが、自分がどんな状態であっても、周りの人への配慮(自分の態度で相手がどんな気持ちになるか)を考えられる心の余裕を持っていきたいと思いました。
(midori)
