地球の未来を救う、ものスゴい発電
2008年 05月 02日
先日、あるテレビ番組を観ていたら、「ものスゴい発電ベスト3」というのを紹介していました。もともとは別の題材で書こうと思っていたのですが、その内容があまりにも印象的だったので、今回はその内容を紹介したいと思います。
■第3位:「驚異のゴム発電」
伸び縮みする際に電気を発生させる、「イーパム」というゴムです。
ゴムの表面に電極が薄く貼られていて、ゴムが伸びると表面に貼られた電極も引っ張られ、静電気が発生。縮む瞬間、プラスとマイナスが一気に引き合い電気が流れるというものです。
この「イーパム」のすごいところは、わずかな伸び縮みでも電気を発生させるということです。たとえば浮きと重りをつけて海の上に浮かべておくと、波に揺られるたびに電気が発生します。つまり「海の波」という、無限に存在する自然の動力から電気を作ることができるのです。
仮に日本の海岸線全体にイーパムを並べたとすると、現在我々が使っている電気の3分の1が賄えるといいます。
島国日本にうってつけの夢の発電システムです。
■第2位:「発電するシート」
薄さわずか1ミリの「エフウェイブ」という太陽電池シートです。
ケイ素をガス状にしてプラスチックフィルムの上に吹き付け、何層にも重ねることで、弱い光でも効率よく取り込む、薄くても従来のものにひけをとらない太陽電池ができました。
今までのソーラーパネルと比べてみると、重量は15分の1、厚さはたった50分の1です。重いソーラーパネルが付けられなかった屋根にも付けられますし、ペラペラのシート状のため、球面にも貼ることができます。
仮にこのエフウェイブを日本中に敷きつめたとすると、その発電量は我々が1日で使う電気量の100倍になるそうです。つまり、国土の1パーセントに敷くことができれば、今我々が使っている全ての電気を賄えるのです。
■第1位:「ビックリ発電床」
振動から電気を作るという夢のような板です。
板の中に敷きつめられた圧電素子という素材によって、わずかな揺れでも電気を生み出すことができます。つまり、この発電床を無限に振動させることができれば、無限に電気が作りだせるのです。
2008年1月、実際に東京駅八重洲口に設置して、歩行者が歩く振動で電気を作る実験が行われました。すでに首都高速道路の「五色桜大橋」では、行き交う車の振動から生まれた電気が、実際に夜間のライトアップに使われていると言います。
仮にこの床を首都高速道路、総延長294キロに敷きつめると、なんと東京23区で1日に使う電気量の50%以上が賄えるといいます。
すべて環境にもやさしく、廃棄物も出ないエコな発電システムです。
近年、環境問題やエネルギー問題がますます深刻になってきていますが、同時に、それらの問題を解決するような新技術もぞくぞくと開発されてきています。そういったニュースを聞くたびに、地球の未来も決して悲観論ばかりではないなと思わされます。
ちなみに第1位の発電床は、今年8月には渋谷のスクランブル交差点にも設置の予定だそうです。設置されたら、ぜひみんなで踏みに行きましょう!
Arthur
