外国語を学びましょう!

2008年 03月 23日

 私の父は、かつて仕事でエジプトに行ったことがある。
 会社から突然通達を出されて、とにかくばたばたと準備をして出発していった。
 

 

 会社からはとりあえず1週間ほどホテルに泊まってから仕事を始めると言われていたらしいのだが、ホテルがどこにあるのか、どうやって行ったらいいのかも全く分からなかった。なにせ現地に知り合いがいるわけでもなく言葉も通じず、空港についてから何時間も途方にくれていたのだそうだ。
 

 

 どうしようかと悩んでいたときに、ちょうどそこを偶然にも日本語ができるエジプト人が声をかけてきたのだそうだ。
 そしてその人に手伝ってもらって、無事ホテルまでたどり着けたという話を私は何度も聞かされたことがある。
 「あの日本語ができるエジプト人と出会えたときに、この人は本当に神様じゃないかと何度も思ったよ」と言っていた。
 

 

 私たちが海外に行けば、現地の人では当たり前のことでも分からずに、かなり困ってしまうことがある。
 しかしもし、そんな時に手を差し伸べてくれる人がいたら、どれだけうれしいだろうか。
 ましてや、異国の地で日本語を聞くことができただけでも、砂漠の中にオアシスを見つけたかのような思いになるのは私だけではないだろう。
 

 

 それはどの国の人も同じではないだろうか。
 私は先日、街を歩いていたらあるロシア人の家族に出会った。
 どうやらバスの乗り方が分からなかったようで、目的地まで行くのにどのバスに乗ったらいいのかを聞いてきた。
 私の片言の英語で何とかやり取りをして、無事にバスの乗り方を教えることができた。
 

 そして、相手が「Thank you」と言って軽く会釈をしお互い別れようとした時だ。

 

 私はふと、私の唯一知っているロシア語で「イスパシーバー(ありがとう)」と言ってみた。
もちろん私がありがとうという立場ではないのは分かっていたが、私が知っているロシア語がこれしかなかったのでとにかくそう言ってみたのだ。
 

 

 すると、そのロシア人の人は一瞬驚いた顔をした後、急に満面の笑顔になり、「イスパシーバー!」と言って力強く握手をしてくれた。
 そこに一緒にいたロシア人子どもたちも「イスパシーバー、イスパシーバー」と言って喜んでいた。

 まさかこんな外国の街角で、それも外国人の口から自分の国の言葉が聞けるとは思っても見なかったのだろう。
 

 

 言葉はその国を象徴していると思う。

 

 だから、言葉を覚えることはその国を理解し愛することにつながるのだろう。

 特に英語などの公用語でない言葉であればなおさらである。

 

 そして多くの言葉を使うことができれば、その分多くの人の心に通じやすくなるのかもしれない。
 

 「外国語勉強 for PEACE」。
 

 忙しい人でもぜひ一日一語、外国語覚えてみましょう!
 そうすればまたちょっとだけ、世界平和が早くなる気がしませんか?(326

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