第2の故郷の出来事
2008年 02月 25日
私はエルサルバドルという
中央アメリカに位置する国で幼少時代を過ごしました。
エルサルバドルの面積は九州地方の半分ぐらい、
人口は約670万人という小さな国です。
日本ではなじみの少ない国ではありますよね。
主要産業の一つがコーヒーなので、
スーパーなどで売られているコーヒーパックの裏に書かれた原産国を調べると
たまにエルサルバドル産のものを目にすることがありますが、その程度ですかね。
とは言え、私にとってエルサルバドルは第2の故郷であります。
この地で生を受け、
サルバドレーニョ(エルサルバドル人のこと)に沢山愛されながら育ってきました。
数え切れない懐かしい思い出が詰まっている特別な国です。
先日テレビを見ていましたら
エルサルバドルの話題が取り上げられていました。
穀物価格の高騰の影響で食料の確保が困難になってきて、
1ドルで手に入れることができる食料が
数年前と比べて半分になってしまったという内容でした。
しかもその量は健康に生きていくために
一日摂取すべき基準と比べたら明らかに少ないものでした。
世界の5人に一人に相当する12億人を超える人々が
一日1ドル未満の所得で生活せざるをえないと言われています。
彼らにとって穀物の高騰は生きるか死ぬかに関わる非常に深刻な問題です。
今までなんとかぎりぎりのラインで餓えをしのいでいたのが、
食料が半分になったらどうなってしまうのでしょうか。
残念ながら、こういう現象が今実際に世界で起きているのです。
日本でも輸入小麦などの売渡価格が大幅に引き上げられ、
私たちの食卓に打撃を与えています。
パンやカップラーメンによくお世話になっている私も
「食費がかさむなあ、嫌だなあ」と思っていました。
しかし、あまりにも小さな次元で物事を考えてしまっていました。
最も深刻な形で影響を受けている
途上国の貧困層に対して無関心であったということを
エルサルバドルの報道を見ながら感じさせられました。
(十九-)
