企業の社会的責任について
2008年 01月 23日
先日ある財団の理事の方にお会いしました。
私:「私の事務所はマンションの一室ですよ、狭くて、すみません。」
理事さん:「いや、それがいいんだ。NPOだからね」
こんな会話をしながら事務所にお通しました。座布団を敷いて、座卓を囲みしばしお話をしました。草の根のボランティア事務所にお正月早々足を運んでくださり、私たちの話を熱心に聞いてくださりました。
後日、その会社(それでも上場企業ですよ)の社風を調べると、重役会議でも、
「自己の人格を磨くように」とか、
「これからも、もっと精進します」
なんて言葉が普通に使われているようでした。
企業文化ってあるんだなと、改めて感心しました。
そこで、今日は、「CSR (corporate social responsibility)企業の社会的責任」について考えてみました。
「企業は社会的存在として、最低限の法令遵守や利益貢献といった責任を果たすだけではなく、市民や地域、社会の顕在的・潜在的な要請に応え、より高次の社会貢献や配慮、情報公開や対話を自主的に行うべきであるという考えのこと。」(情報マネジメント用語辞典)
ということですね、ご存じの方も多いと思いますが。
でも、ちょっと調べると、どうも国や地域によってその理解に違いがあるそうです。「CSRは、持続可能な社会を目指すために企業も責任を持つべきであるという考えのもとに成立した概念であるが、そのアプローチの仕方には、国や地域によって、考え方に違いがみられる。」フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
そこで、日本におけるCSRの考え方についてみてみると、江戸時代の石田梅岩という思想家が「日本のCSRの原点」と言われているそうですよ。
彼曰く、
「二重の利を取り、甘き毒を喰ひ、自死するやうなこと多かるべし」
「実の商人は、先も立、我も立つことを思うなり」
と、実にシンプルな言葉でCSRの本質的な精神を表現していたそうです。 ということで、日本の伝統的企業経営とCSRは矛盾しないとされているようです。
昨年は「偽」とい言葉で一年が象徴されるような時代になりましたが、そんな汚名は早く返上してよき文化を発信してゆきたいですね。
by tetu
