ピンチをチャンスに!

2008年 01月 14日

  最近ハンドボールの五輪アジア予選が話題になっていますね。
  私もその動向に注目しています。

 

 初耳の方のために説明します。アジアのハンドボール界の試合ではここ数年、中東の国々に有利な不可解な判定が目立っていて、問題になっているのですが、これらの判定のことを「中東の笛」と呼ばれています。そして、この問題の背景には、クウェートの王族が事実上アジアハンドボール連盟(AHF)を支配しているところにあるようです。

 

                         

 


  昨年の9月に北京オリンピックへの出場をかけた五輪男子アジア予選が行われたのですが、そこでも不可解な判定が頻発しました。例えば、クウェート対韓国戦では、国際ハンドボール連盟(IHF)の指示により当初ドイツの審判が笛を吹くはずだったのですが、AHFの指示によって急遽ヨルダンの審判に変更され、韓国の完全なシュートが反則に判定されたり、開始2分のところで韓国選手の退場者が出るなどしました。


 こういう事態の改善を求めて日本と韓国が立ち上がり、IHFに対して改善を求めたわけですが、その結果IHFは先月アジア予選を無効とし、1月末までに予選のやり直しを行うことを決定しました。


 今は予選のやり直しに向けて調整しているところなのですが、IHFの傘下団体であるはずのAHFが予選のやり直しに反対していて、それに参加した国には制裁措置を取ることを示唆しています。さらに、中東諸国は不参加の意向を表明していて、日本と韓国だけの予選になる可能性もあります。

 

 


 正直、AHFの対応にはあきれるばかりです。子供じゃないですから大人として対応をしてほしいものです。中東の笛問題は10年ほど前からあるようで、長年AHFが好き放題やってきたのでしょう。フェアープレーの精神に基づいて真剣に取り組んできた選手たちのこと思うと本当に気の毒です。


  困難時は大きく飛躍するチャンスでもあります。この問題がきっかけで日本でマイナー競技だったハンドボールが脚光を浴びてきて、予選やり直しの試合を生中継で放送したいと複数のテレビ局から打診があるそうです。もしゴールデンタイムの地上波全国ネット生中継が実現すれば、日本ハンドボール史上初の快挙になります。


 まだまだこの先困難が待っていると思いますが、果敢に立ち上がった日本と韓国にはハンドボール界の正常化に向けて引き続き頑張ってほしいです。


     (十九-)

 

 

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