モンゴルの児童労働

2008年 01月 14日

 今回はモンゴルの児童労働の現状について触れてみたいと思います。

 

 モンゴルでの児童労働問題は、1990年代の初めごろから始まった市場経済への移行の中で発生してきました。モンゴルはかつて社会主義国家だったのです。


 2002と2003年に実施された全国の児童労働調査によると、5歳から14歳の児童労働人口は約38,857人で、これは5歳から17歳の児童労働人口全体の約5.7パーセントに当たります。そのうち、65パーセントは男子だといわれています。ただ、路上生活をしている児童など調査に含まれていない子どももいるため、実際の児童労働人口はもっと高いと考えられています。また、2000年の人口・住宅調査によると、15歳の働く児童の17パーセントがほとんど農業に従事する少年であることが分かっています。


 児童労働をする子どもの多くが11歳から15歳で、彼らは家族を養うため、また自らの生活のために学校を辞めてお金を稼いでいます。2002年と2003年の調査に戻りますが、「経済活動に従事している」とされている児童68,580人のうち、65,203人は自営業や無償労働をしていて、その多くは家族のために働いていることが分かりました。全国の児童労働調査の結果によると、学校に通っているかどうかに関わらず、75パーセント近くの児童は家事など家の仕事に従事しています。


 国によって児童労働の特徴があると思いますが、モンゴルの場合経済活動に従事している(その中には児童労働も入りますが)児童の多くは家族のためにやっているということが言えるのではないでしょうか。

 

ワークキャンプで出会った児童労働に携わるモンゴルの子供たち

ワークキャンプで出会った児童労働に携わるモンゴルの子どもたち

 

(参考文献:ILO第14回アジア地域会議資料)

 

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